米経済誌フォーブスの発表を引用して、インド内政部次長キーレン・リジジュ(Kiren Rijiju)氏は17日、インドのGDPがイギリスを超え、世界第5位となったとツイッターで明らかにした。150年以来、インドのGDPがイギリスを超えるのは初めて。
同誌によると、英国の2016年GDPは1.87兆ポンドで、インドは153兆ルピー。ドル換算でインドがわずかに超える。インドのGDPはイギリスを超えてアメリカ、中国、日本、ドイツに次ぐ世界第5位になったという。
しかし、人口世界2位のインドは、個人所得においては英国の5分の1であり、さらなる発展の必要性をリジジュ氏は指摘する。
同誌によると、インドのGDPがイギリスを超えるのは150年来で初めてのことで、予想では2020年にトップ5入りすると見込まれていた。
インド紙ヒンドゥータイムスのアナリストによると、同国国家とIMFのデータから、インドのGDPは推計122兆1500億~149兆ルピーであり、イギリスを超えていないとの分析もある。
インドはここ25年の急速な経済発展と、イギリスのEU離脱により、過去12月以内のポンドの価値が20%近く低下したことも相まっている。
今後イギリスとインドのGDPの差はさらに拡大するとフォーブスは予想している。2020年までインドは年6%~8%の成長率を維持できるのに対し、イギリスは1%~2%の成長率だ。
(翻訳編集 文亮)