[カブール 11日 ロイター] – アフガニスタンの首都カブール北方にあるバグラム米空軍基地で11日、複数の自爆犯による攻撃があり、2人が死亡、多数が負傷した。
反政府武装勢力タリバンが犯行を認めている。タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は、「まず米軍基地の壁に車をぶつけ、その後、重・軽装備の武器を携えたムジャヒディン(イスラムの戦士)たちが米国の占拠者らを攻撃することができた」と述べた。
米国主導の有志連合は、攻撃は「速やかに沈静され、追放された」と説明した。
また北大西洋条約機構(NATO)の「確固たる支援任務」は声明を発表し、複数のタリバン戦闘員が空港施設への突入に失敗し、一連の空爆により死亡したと説明した。
内務省によると、攻撃により、民間人2人が死亡、70人以上が負傷した。
ポンペオ米国務長官は記者会見で、攻撃で少なくとも5人の有志連合兵士が負傷したとし、攻撃を非難した。
9月にはタリバンの攻撃で米兵1人が死亡したことを受けてトランプ大統領がタリバンとの和平交渉を中止した経緯があり、今回の攻撃で現在の和平交渉に影響が出る可能性が懸念されている。
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