【大紀元日本9月11日】渋谷駅前で7年間、主人の帰りを待ち続けたという「忠犬ハチ公」の美談は、日本のみならず世界中の人々の心を打った。最近「ハチ公」のように忠実な犬の姿が四川省成都市崇州市で目撃され、中国のインターネットで話題になっている。
サウスチャイナ・モーニングポストの取材に答えたバスドライバーの話によると、忠犬は過去15日間、主人を探すために毎日バス停留所「光厳禅院」に現れている。ドライバーは毎日5回この停留所に停まるが、そのたびに忠犬はバスに飛び乗り、車内に主人の姿を探すのだという。
またあるバスコンダクターの話では、乗客らは当初、忠犬は食べ物を探しているのだと考えていたが、後になって主人に会うために毎日「捜索」行為を続けていると理解したという。忠犬の姿は朝8時の便が着くころには停留所に待機しており、夕方6時の便にも確認できたという。
忠犬の主人が何故姿を見せなくなったのかはバスドライバーを含め誰も知らない。乗客らは単に犬を投棄したか、あるいは突然主人は病気になった、死亡した、などと噂している。
この忠犬を見守る一人のバスドライバーは、主人が暫く現れなければ、犬を引き取ることを考えているという。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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