[香港 15日 ロイター] – 香港の空港当局は、15日に通常の運航が再開されると明らかにした。香港では、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動が続いており、空港でのデモにより今週に入って1000便近くが欠航する事態となった。
16日と週末にかけても、各地でさらなる抗議活動が予定されている。
香港国際空港では13日夕、デモ隊と警察が衝突した。
同空港の厳重警備体制は維持される。空港当局は14日夜、空港ターミナルでの抗議活動には、警察から同意書を得て事前に申請することが必要と説明した。
抗議活動の参加者らは当初、空港で行っていた平和的な座り込みデモが暴力に発展したことに後悔の念を示している。
抗議活動に対するこれまでの幅広い支持が衝突により低下したかどうかは明らかではない。
米国務省報道官は14日、抗議活動が続く香港情勢を巡り、中国政府が中国本土と香港との境界沿いに軍部隊を移動させているとの情報があることについて、深く懸念していると述べた。
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