【動画】衝撃を緩和、ローラー付きガードレール=韓国企業開発

2016/11/03
更新: 2016/11/03

高速道路のガードを研究開発する韓国企業「ETI」は最近、安全性の高い道路のガードレールについて発表した。黄色いポリタンクが並んだようなユニークなデザインで、大きく衝撃を吸収することで事故とドライバーの致命傷を避けれるものとしている。

同システムは、横に走る鋼鉄のパイプ2本の間に、プラスチック製のタンクのような形をしたローラーが、鋼鉄のパイプの縦軸にして並べたもの。車両がもし接触しても、ローラーが回転するため衝撃を大幅にやわらげ、車両と運転手へのダメージを減らすことができる。

このローラー付きガードレールは、車両を衝突から保護する役割を果たし、その反動で横転する可能性も減らせるという。同社が公開した、大型トラックを使った実験では、大型トラックは衝突後も倒れずにバランスを立て直した。

ガードレールの激突は、進入する車両の速度が速い場合、突き破って道路外へ出てしまいかねない。しかし、この仕組ならば、運転手や同乗者が衝突や転落による致命的なケガを避けられそうだ。

(翻訳編集・佐渡 道世)