越境通学の児童、密輸に利用される 香港税関が摘発

2014/04/24
更新: 2014/04/24

【大紀元日本4月24日】香港は毎日、中国本土から越境通学の児童1万人5千人を迎えている。税関は最近、これらの児童が家族や家政婦等の密輸品の運び屋として利用される事例が増えていると指摘した。香港メディアが報じた。

報道によると、深センと香港の間の皇崗税関は14日、午後4時からの2時間で、税関を通過した学童のリュックサックから電子製品などの密輸品を発見し、合計8件摘発した。中には、異常に膨らむ学童グループのリュックサックから、携帯電話53台、タブレットPC20台とノートパソコン12台が見つかったケースもあったという。

同税関は昨年、学童の便宜を図って「学童専用通路」を設けたが、密輸者に悪用されたようだ。

密輸に利用されている児童はほとんどが10歳以下。税関は児童の親族や身辺の人を調べている。

(翻訳編集・王君宜)