[9日 ロイター] – 英製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>の幹部は9日、米ファイザー<PFE.N>などが開発する新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)で、感染を防ぐ有効率が90%を超えたことについて、「非常に期待が持て心強い」とした上で、アストラゼネカが行っている初期段階の治験も明るい結果が出ると楽観していると語った。
この幹部は「第1相と第2相の治験では、中和抗体とT細胞の優れた反応を作り出すことができれば、ウイルスの脅威を減らせることが分かっている」とした上で、ファイザーの治験結果を受け、他社も近く同様の結果を出せるよう期待していると述べた。
米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン候補に対しては「イノベーションを受け入れ、批判的な視線も忘れないでほしい。対話を目指し、政治的な信条であまり争わないでもらいたい」とした。
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