新たに流出したフェイスブックの社内会議の動画によると、同社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、バイデン大統領が就任初日に出した数々の大統領令を称賛した。
ザッカーバーグ氏は1月21日の社内会議で、「バイデン大統領の就任演説はとても良いと思った」と述べた。
「当社が企業として以前から深く関心を持っていた分野について、バイデン大統領は就任初日にすでに多くの大統領令を出した」と彼は話した。「移民、DACA(若年移民に対する国外強制退去の延期措置)の維持、イスラム教徒が多数を占める国々からの入国制限の撤廃、気候問題、人種的正義と平等を推進するものだ。これらは全て重要でポジティブな一歩だと思う」
米非営利の調査団体、プロジェクト・ベリタス(Project Veritas)によって公開されたこの動画は、フェイスブックの内部関係者が提供したとされている。
バイデン氏は就任後の数日間、トランプ前大統領の政策を覆すために、記録的な数の大統領令を出した。
プロジェクト・ベリタスはまた、ザッカーバーグ氏が1月7日の会議でトランプ氏を中傷している動画をリークした。
「私たちの政治指導者たちが模範を示して、国を第一にすることが非常に重要だ。大統領はその逆を行っている」と彼は話した。「大統領は残りの任期で、平和的かつ合法的な政権交代を阻害しようとしている」
「連邦議会議事堂での彼の支持者の行動を非難するのではなく、容認するという彼の決定が、米国や世界中の人々を悩ませ、混乱させたのは当然だと思う」
トランプ氏は1月6日に演説を行い、約2マイル(3.22km)離れた米連邦議会議事堂で抗議者たちが暴力的になった。トランプ氏は支持者に議事堂まで行進するように言ったが、平和的に行うよう訴えた。抗議者たちが議事堂に侵入した後、彼は退去を求める動画を公開し、暴力を非難した。
フェイスブックにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
フェイスブックは、2020年11月の大統領選の前からトランプ氏に対していくつかの懲罰的行動をとり、最終的に彼のアカウントを封鎖した。彼の支持者の行動を非難せずに容認していることが理由だと主張した。バイデン氏も大統領選の前後にいくつかの誤解を招く投稿をしたが、フェイスブックはバイデン氏に対しては何の措置も取っていない。
プロジェクト・ベリタスによると、この内部告発者は依然としてフェイスブックで働いており、引き続き同社の腐敗を暴露していくという。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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