神韻ニュージャージー公演、「魂が研ぎ澄まされる」

【大紀元日本8月14日】10日夜、米ニュージャージー州立劇場で、神韻芸術団の公演が行われ、1500人を超す観客がすばらしい公演に酔いしれた。

神韻芸術団は、「純善」「純美」をキーワードに正統文化の再現と創造を目指す芸術団で、ニューヨークを拠点とする。2004年に海外在住のアーティストらによって創設された若い芸術団だが、その一流の公演から、世界各都市で好評を博し、昨年度は、世界25カ国70都市で、220回以上の公演をこなし、65万人を超す観客を動員した。

今回のニュージャージー公演は、神韻芸術団傘下の3つの公演団の一つ、神韻巡回芸術団が主体となって行われた。神韻芸術団公演は従来、クリスマスと春節(中国の新年)をはさんで、12月から翌年の5月くらいまで行われていただけに、今回の時期はずれのニュージャージー公演は、ニュージャージーやニューヨークの人々にとっては、うれしい「サプライズ」となった。

以下は、観客の生の声

オペラ俳優「今日の公演は1000点」

ハイチから来たオペラ俳優Christie Desirさん:

「今日の公演は全体のバランスがよかったと思う。ダンサーの動きと演奏の韻律の組み合わせも非常にぴったりしており、私なら1000点を付ける」

「私は水の穏やかさと静寂が好きだ。『仙女が波打ち際に遊ぶ』の中の青々とした水と、揺れ動く波がとてもよかった」

「私はもともと北京オリンピックの開会式に行こうと思っていたが、そこで行われている人権迫害のことを聞いて、行くのを止めた」

ニューヨーク華僑文化教育センター主任「華人のイメージと文化的地位を高めた」

ニューヨーク台北文化教育センター主任・呂元栄氏「神韻公演は、米国主流社会での華人のイメージと地位を高めるのに貢献した」(撮影=文忠/大紀元)

ニューヨーク華僑文化教育センター主任・呂元栄氏:

「生でこのように完璧なすばらしい公演を見ることができて、本当にうれしい。中華文化を海外に伝えるには、このように完璧な芸術的造詣を具えた芸術家たちの努力に頼るところが大きい」

「『大唐鼓吏』は人を震撼させる力を持っており、『蒙古頂碗舞』はとてもリズミカルで、舞踊や舞台構成も非常に斬新だ。また、『昇華する蓮』は見る人の心を奮い立たせてくれる。そこには、パフォーマーたちの情熱が満ち溢れている。彼らは胸のうちの理想と愛を舞踊という身体言語を通して、完璧に表現している。パフォーマーたちはきっと苦しい訓練を積んだことであり、すばらしい指導者がいたことであろう。それに満ち溢れる情熱が加わって、このようなすばらしい公演ができたのだと思う」

「歌手も非常にレベルが高かった。彼らは心中の情熱を会場の全ての観客に伝えることに成功した。観客は皆、酔いしれるように演目を鑑賞したに違いない」

「今日のオーケストラの生演奏は、舞踊のパフォーマンスとぴったり息が合い、とてもすばらしい効果をあげていた。音楽と舞踊には国境がない。このような交流を通して、中華文明の優秀な一面をアメリカの主流社会に紹介していくことができれば、きっと、アメリカ社会での華人のイメージと文化的地位を高めることができる。私は、このような優秀な芸術パフォーマーたちに祝福を送りたい」

マンハッタンの弁護士「東方文化は多くのものを内包する」

弁護士のKevin Oconnor氏「さらに多くのアメリカ人がこの公演を見るべきだ。すべての家庭が子供を連れて身に来たらいい」(撮影=文忠/大紀元)

マンハッタンの弁護士Kevin Oconnor氏:

「これは非常に美しい公演だ。中国の舞踊や楽器のよさもわかる。『大唐鼓吏』のパフォーマーたちはとてもすばらしく、北京オリンピックの開会式の太鼓よりすばらしかった」

「演目は、大人たちが東方文化を理解する助けになるだけでなく、子供にも適しており、きっと小さな子供たちも引き付けることだろう。東方文化は西洋文化よりももっと多くの内包を秘めており、西洋文化にはないものを含んでいる。今日の公演の演目こそ本物であり、舞踊も極めて芸術的で、見る人に一つ一つの歴史的故事を教えてくれた。もっと多くのアメリカ人がこの公演を見るべきだし、全ての家庭が子供たちを連れて見に来たらいい」

教会の牧師「『真善忍』はどの宗教にも大切」

Richard Vossler牧師(撮影=衛泳/大紀元)

ニュージャージー州リヴィングストンにあるGrace Lutheran 教会のRichard Vossler牧師:

「今日の公演はとてもよかった。中国の伝統文化を知るいい機会となった。どの演目も生き生きとして美しい。特に、太鼓の演目は前半の部のも後半の部のもすばらしく、忘れられない」

「公演で伝えていた『真善忍』の理念はどの宗教にも大切だ。キリスト教はかつて類似の迫害にあったことがあるので、今日の公演で伝えようとしているメッセージはよく理解できた。もっと多くの人にこの公演を勧めたい」

神韻の大ファン「これで5回目で、来年も期待している」

ニューヨークのビーコン劇場とラジオシティ・ミュージックホール、そしてアトランティック市で合わせて4回神韻公演を見たというRose & Thomas Alloway夫妻は、この日近所の人を誘って、再度見に来た。

二人は、5回見てもますます見たくなるというほどに公演を絶賛しており、舞踊、衣装、表現されている故事のいずれもがすばらしく、魂が研ぎ澄まされるという。二人は、帰り際にチケット売り場に電話番号を残し、来年の神韻公演のときにも必ず連絡してほしいと言った。

2週間後にマンハッタンで再度上演

8月24日、新唐人テレビ局主催の「全世界中国舞踊大会」の決勝終了後、ニューヨーク・マンハッタンで再度神韻公演が行われるという。(チケット販売について詳しくは、http://divineperformingarts.orgをご覧ください)

すばらしい公演に見入る観客(撮影=戴兵/大紀元)

すばらしい公演に惜しみない拍手を送る観客(撮影=戴兵/大紀元)

(翻訳/編集=瀬戸)