【大紀元日本10月23日】中国遼寧省の毛皮動物飼育場で、メラミンが含まれていた飼料を食べたタヌキ1500匹が中毒死した。
沈陽農業大学獣医系学者は、遼寧省のある動物飼育場で2ヶ月前から動物が腎臓結石でと死亡する例が次々と発生している事を実証したという。2ヶ月ちょっとで累計1500件以上の死亡例があり、研究員は事件後、与えられていた飼料と死亡した動物の体内の結石からメラミンを検出したという。
昨年、米国でも数十例の犬猫が結石で死亡する例が確認され、元凶は中国大陸で生産されたペット用飼料の中に含まれていたメラミンであった。事件後、中国当局はいくつかの業者の営業許可書を取消し、動物用食品の一連の検査を強化するという措置を公布している。しかし、中国大陸では闇工場が林立し、調査し切れていないのが現状だ。
(翻訳・坂本)
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