【大紀元日本5月17日】ノルウェー国境から約90キロ離れたスウェーデン西海岸の小さな漁村で、11日、身長3メートル50センチの巨大な魚が発見された。リュウグウノツカイ(竜宮の遣い)という学名で、ヨーロッパではニシンの王(King of Herrings)とも呼ばれている。スウェーデンで最後に発見されたのは、130年前の1879年だという。
発見者のカート・オヴ・エリックソン(Kurt Ove Eriksson)さんは、英紙「デイリー・テレグラフ」電子版のインタビューに応じて「最初は水の上にプラスティック板が浮かんでいると思ったが、目が見えたので近寄って確認したら、とても珍しい魚だった」と語った。
リセキル市の海洋博物館によると、リュウグウノツカイについては、千メートルもの深海に生息しており、古くから知られる深海魚であることは分かっているが、詳しい情報は限られている。また、ネッシーなど世界各地の巨大生物の伝説になったとも言われている。
リュウグウノツカイは世界で最も長い硬骨魚類であり、最長は12メートルに達するという。
日本では龍宮伝説の人魚として伝えられた。東海大学海洋科学博物館ではリュウグウノツカイで、雌5・18メートルと雄の液浸標本4・85メートルが展示されている。
(翻訳編集・豊山)
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