【大紀元日本7月26日】日光山滝尾建立草創日記によると、820年(弘仁11年)7月26日、真言宗の開祖といわれる弘法大師・空海が二荒(ふたら)山に来山し、風穴・羅刹窟を結界記念して「二荒」を「日光」と改名した。二荒の由来は、梵語のポタラカ(Potalaka・補陀落)との説が有力。補陀落は「観音の住まうところ・浄土」の意味で、チベット仏教のポタラ宮もこの名に因む。
日光には空海にまつわる伝説がたくさん残っており、日光のハイキングコースとして空海ゆかりのポイントを通る「弘法のみち」が紹介されている。多くの僧が修行したとされる白糸の滝や、空海創建の瀧尾神社・瀧尾稲荷神社、大師が神に捧げたとされる聖水が湧き出る「酒の泉」などを巡れば、1200年前の行者たちの足音を、ハイカーたちは聞くことができるかもしれない。
(飯村)
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