台湾の人気タレント、日本メーカーのカメラ紹介で批判を浴びる

2012/10/17
更新: 2012/10/17

台湾人タレント王力宏さんがニコンのカメラをミニブログにアップしたことで、中国人ファンから批判のコメントが殺到した(微博)

【大紀元日本10月17日】中華圏を中心に活躍している台湾出身の歌手で俳優の王力宏(ワン・リーホン)さんは、自身のミニブログで日本大手カメラメーカー・ニコンの製品を紹介したところ、中国人ファンから批判のコメントが殺到した。台湾紙・今日新聞(電子版)が報じた。

ニコンカメラの中国向けCMに出演している王さんは、購入した同メーカーの新製品の写真をミニブログに掲載した。しかし、思いもよらず波紋を呼び、ファンから2万件のコメントが寄せられた。

中国人ファンから、「この時期に日本製の製品を見せびらかすなんて、日中間のことは知らないのか。まったく失望したわ」「地雷を踏んだな。いくら人気者でも容赦しない」などの攻撃的な書き込みが殺到した。

一方、同情的なコメントもあった。「寝ていても、銃に撃たれるよ」「政治的なことはここで議論すべきではない」「あなたは悪くないぞ」「王さんは米国で生まれた人だから、そもそも中国人ではない」などとかばうファンもいた。

この写真は間もなく削除された。

これまでに、日本でも人気の台湾人歌手張惠妹(アーメイ)は親日家と言われ、中国国内のコンサート開催が危ぶまれていた。また、反日デモの過激的な暴力をやめるよう発言した歌手の伊能静は売国奴と罵られるなど、尖閣諸島問題の余波はまだ続いているようだ。