文化都市ロサンゼルス 中国伝統芸術の舞台が再フィーバー

【大紀元日本1月27日】今年で9年目を迎える米神韻芸術団(本部・ニューヨーク)の世界ツアー。総勢約400人のアーティストが所属する4つの芸術団が今、米国とカナダの各主要都市で公演する中、文化都市ロサンゼルスでの公演は昨年の16全公演満席に続いて、今年も好調のようだ。

同2015年公演は22日から、あのアカデミー賞授賞式会場として知られているドルビー・シアター(旧コダック・シアター)で4公演が行われた。

23日の公演を観賞した米有名脚本家、プロデューサーのロバート・シンガー氏と夫人。夫妻は「舞踊と立体動画スクリーンの融合は創意的」「中国伝統文化のルーツを発見できた」などと感想を語った (大紀元)

90年代に大活躍したハリウッド女優ミシェル・バークさんは母親とともに会場に足を運んだ。2回目の観賞という彼女は「舞台が表現している優美な文化と歴史はとても素晴らしい。スケールが壮大過ぎて、感情が高ぶった。来年もまた観る」と語った (大紀元)

米演劇界の最高賞「トニー賞」を6回受賞したブロードウェイの
大物監督、プロデューサーのステュワート・レーン氏は夫人をつれて会場を訪れた。「もっとも優秀な制作技術で、もっとも最高の舞台」「独特な芸術スタイルで、幻想的な世界を現実化した」「言語と文化の壁はまったくなく、とても理解しやすい」などと賛辞を送った (大紀元)

公演を観賞した米有名俳優クリストファー・ミッチャム氏と夫人。夫人は「舞台に暖かく包まれて陶酔し、心底から喜びを感じ、我を忘れてしまった」と感極まりない様子で語った (大紀元)

海外の中国人アーティストが参加し、「中国共産党政権下で破壊されてしまった中国伝統文化を舞台芸術の形で復興する」と銘打つ同芸術団。公演は中国の伝統舞踊・民族舞踊及び舞踊劇を中心とし、歌や古典楽器の演奏のほか、西洋のクラシックの楽器と中国の古典楽器を融合させた「世界で唯一の」専属交響楽団が生伴奏。

芸術団の日本語版公式サイトによると、2015年は世界の主要都市でおよそ400公演を開催、アジア公演は3月から台湾、日本、韓国で実施。毎年、多くの中国人観光客も押し寄せるという台湾公演は40数回の予定。日本の主催者は一般社団法人古典芸術振興会で、今年4月中旬に東京文化会館と兵庫県立芸術文化センターで計11公演を開催する。

(翻訳編集・叶子)