アンドレア・ボッチェリの最新アルバム「シネマ~永遠の愛の物語」が10月23日に世界同時発売された。同アルバムのデラックス・アジア・バージョンでは、ボッチェリとカレンのデュエット曲「チーク・トゥ・チーク (Cheek To Cheek)」が収録されている。
現在のイタリアを代表するテノール歌手の一人と言われるボチェッリは、三大テノール歌手の一人、ルチアーノ・パヴァロッティに見出されデビューした。今では世界中で8000枚の累積販売高を誇り、「神の声を持つアーティスト」と称される。ボッチェリの最新アルバム「シネマ」にはイタリア語、フランス語、スペイン語、英語などの多言語の歌を収録し、歴代名作映画及びオペラ劇に崇高な敬意を捧げるために作ったという。
アジア限定となる2人のデュエット曲「チーク・トゥ・チーク (Cheek To Cheek)」は10月21日より台湾、中国、香港、シンガポール、フィリピン、韓国などのアジア地区のテレビ局で放映される。今回、カレンとデュエットするにあたり、ボチェッリは「カレンと一緒に歌うことができ、また一緒に映画の世界を模索することが出来たことは本当に嬉しかった」と話した。
今回二人がデュエットした曲は英語とイタリア語のバイリンガルバージョンで、カレンの訛りのない綺麗なイタリア語の発音に、スタッフの皆が驚いたという。ボッチェリも「彼女は完ぺきに歌を理解しているだけではなく、彼女のプロの演出は、歌の芸術を最高の境地にまで再現している。彼女は3000年後まで、代表的な芸術家として名前が残るだろう。世界を激動させられるほどの音楽の解釈者だ」と絶賛した。
今回の国際的なデュエットを経験したカレンは、「本当に夢のようです。デュエットができたことを心から光栄に思います」と話す。大学時代から「チーク・トゥ・チーク (Cheek To Cheek)」が大好きだったというカレン。「大好きだった名曲が、今は自分の歌にもなりました。しかも自分のよく知る言語で歌うことが出来て、運命的な縁を感じています」と話した。
(翻訳編集・張ミョウ)
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