英国宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士はこのほど、人工知能(AI)技術への懸念を改めて示した。英紙「デイリー・メール」が6月28日報じた。
報道によると、ホーキング博士は米国シリコンバレーで行われる自動車に搭載したAI実験が成功すれば、人類にとっての終焉を意味すると警告。AIを搭載したロボットは人類と比べてより速いペースで進化する可能性があり、人類はロボットが何をしたいのかを予測できないと主張した。
博士は6月末に米国CNN放送のトーク番組「ラリーキングNOW」に出演した際にも「AIの発展が(人類にとって)必ず友好的であるとは思わない」と指摘。「ロボットが自ら進化できるという重大なステップに達した時、彼らがわれわれ人類のような目標を持っているかどうかを確認することができない」と、AIによる反乱の可能性を警告した。
ホーキング博士は過去にもAI技術の危険性について言及している。2014年、英BBCの取材に対して、博士は「AIを完全に開発したら、それは人類の終焉を意味する」と発言した。
(翻訳編集・張哲)
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