「生きるか死ぬか」と医師に言われて発奮!

172キロのダイエットに成功した肥満カップル 

長年の食習慣は、確実にその人の身体に現れるもの。特に、暴飲暴食によって身についた体重は、そう簡単に落とせるものではありません。医師から「ダイエットして生きるか、死ぬかだ」と宣告されたカップルが、ともに減量にチャレンジ。胃の切除手術を受けた後、ヘルシーな食事を実践したところ、二人で172キロのダイエットに成功しました。二人の変身ぶりがインスタグラムで話題になっています。

メルボルンに住む二人が出会った時、シャンテルさんの体重は130キロ、夫のグラント・フレミングさんは179キロ。食べることが大好きな二人は意気投合し、脂っこい食事とソフト・ドリンクをお供にデートを重ねました。結婚後、二人は暴飲暴食に拍車がかかり、「テイク・アウトの食事を1日2回、スナック菓子やファミリーサイズのチョコレート・バー」を平らげる日々。シャンテルさんの体重は174キロにまで達していました。

二人がダイエットを決断したきっかけは、医師の一言でした。職場で居眠りを繰り返し、疲労がとれなかったシャンテルさんに、医師はきっぱりと言いました。「解決策はダイエットだけ。ダイエットして生きるか、(何もしないで)死ぬかです」

当時、シャツのサイズが7XLを超えていたグラントさんも、医師の言葉に一念発起。二人は2015年に胃の切除手術を受け、徹底的に食習慣を変えることにしました。ヘルシーなスムージーやシェークを摂り、大好きなファースト・フードは一切なし。一年でグラントさんは79キロ、シャンテルさんは90キロ以上の減量に成功しました。

現在、シャンテルさんの体重は82キロ。肌もつやつやになり、グラマーな体型を維持しています。最も微笑ましいのは、ダイエットのおかげで二人の絆が強くなったこと。手術にはお金がかかり、また食習慣を変えることは簡単ではありませんが、励まし合える相手がすぐ側にいることは、最高の幸せ。二人の間の信頼感がダイエットを成功させ、大きな自信につながったのかもしれません。

(文・郭丹丹)