世界トップクラスの中国古典舞踊と音楽を披露する、神韻芸術団。10月、拠点とするニューヨークで、中秋節に合わせて中国古典舞踊の技の数々を紹介する公演を行った。古典舞踊は、中国歴代の宮廷や古代の戯曲のなかで受け継がれてきた。 「中国5千年の文化復興」を掲げる神韻は、毎年、世界公演ツアーを通じて、この人類の育んだ至高の芸術を表している。
公演の一部は、神韻芸術団の動画サイトYoutube公式ページで閲覧できる。動画再生時間は約11分ほど。
神韻芸術団は特設ページで、中国伝統舞踊について紹介している。それによると、この舞踊は身韻、身法、技巧の3つの側面から主に構成される。舞踊家は、基礎訓練をこなすだけでなく、動作や身のこなし、難解な跳躍・宙返りを系統的に身につけるため、鍛錬を重ねる。バレエと並び、中国古典舞踊は世界有数の包括的な舞踊体系として位置づけられている。
「身韻」は、内面的な精神、呼吸、意念、心を重視する。「身法」は、数百におよぶ鋭敏な動作や身のこなしといった、技能を示す。胴の動きや回転、目先の方向、指の位置など、体のあらゆる部分の完璧な繋がりが求められる。「技巧」は、跳、転、翻など、難度の高い技術を指す。最も困難な技能の一つである「毯子功(タンズゴン)」とよばれる宙返りの美しさは、目を見張る。
これらの豊富な技法により、さまざまな民族、文化、言語や中国伝統文化の精髄を合わらすことを可能にするという。
神韻は舞台で、「天人合一」天と人の融合を表現している。人々は天を敬い、天命をわきまえ、善悪には相応の報いがあるとの理解を表す。この価値観は、儒教、仏教、道教の三教に由来する。
日本では2018年4月17日~5月2日の期間に「神韻芸術団」世界巡回公演の日本ツアーが開催される。東京、宇都宮、川口、名古屋、西宮、京都の公演を予定している。
チケットは専用オンラインサイトで詳しい日程と公演時間を確認でき、座席を選んでチケット購入ができる。ぴあなど各種チケットサービスでも神韻のチケットを取り扱っている。
(編集・甲斐天海)
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