欧州議会議長、EU離脱巡り英政府を批判 「コスト計算に不備」

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州議会のタヤーニ議長は18日、英国の欧州連合(EU)離脱計画は離脱に伴うコストなどが熟慮されておらず、通商上の問題に直面しているとして、英政府を批判した。

議長は17日、英国が離脱に伴いEUに200億ユーロを支払うとするメイ首相の提案について、「額が少ない」と拒否。英政府が払うべき額の3分の1程度に過ぎないとの考えを示していた。

議長は記者団に対し、離脱により「英国は貿易においてでさえ、EU加盟時よりも機会が減るリスクを冒している」と指摘。

「英国はEU離脱の是非を問う国民投票の実施を決めた際に離脱コストを正しく計算していなかったのかもしれない」とし、「英国がEU離脱で得るものはあまりない。かなり多くの問題がある」と語った。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。