トランプ氏、北朝鮮への対応で中国に一段の協力要請へ=米高官

[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席が今回の共産党大会で権力基盤をさらに固めることを踏まえ、来週の首脳会談で同主席に対して、北朝鮮の核問題への対応で一段の協力を迫る見通し。米政府高官が明らかにした。

大統領は3日から日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問する。1月の大統領就任以来、初のアジア歴訪となり、各国首脳との会談を通じて緊迫化する北朝鮮情勢への対応を協議することは優先課題のひとつ。

現在北京で開催中の共産党大会で、習近平国家主席への権力集中は一段と加速する。トランプ大統領は、北朝鮮問題の解決で習近平国家主席が発揮できる力は前よりも拡大するとみている。

政府当局者は、中国が北朝鮮への対応で「言い訳」をする余地はないと大統領は考えていると説明。北朝鮮問題の解決に向け、中国に積極的な関与を求める意向だと明らかにした。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。