[ジャカルタ 23日 ロイター] – 米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長から公式に会議に招請され、ビザの発給も受けていたインドネシアのガトット国軍司令官が21日、米国に向けエミレーツ航空で出発しようとしたところ搭乗を阻止される事態が発生した。
これを受け、インドネシアは23日、米国に対し緊急に説明を求めたと明らかにした。インドネシアは、人口に占めるイスラム教徒の割合が最も高い。
インドネシアのルトノ外相は、駐ジャカルタ米国副大使から公式に謝罪があったとしたが、記者団に「われわれは依然、事態の経緯説明を待っていることを、緊急性を込めた語感とともに伝えた」と述べた。
一方、米国のマティス国防長官は、フィリピンで行われた会議の席上、インドネシアのリャミザルド国防相に謝罪。互いに握手を交わす場面が写真撮影された。
ジャカルタの米国大使館は「この問題は解決されている。ガトット司令官の移動に対する制限はなく、司令官を米国にお迎えするのを楽しみにしている」とする声明を発表した。
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