[北京 28日 ロイター] – 中国当局が、数十年にわたり続いている産児制限の撤廃に向けて準備を進めていることが、国営紙のソーシャルメディア投稿で示唆された。
国営紙の検察日報は中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、現在審議されている民法の草案に家族計画に関する記述がなくなっていると伝えた。
中国政府は既に1979年に導入した「一人っ子政策」を撤廃し、都市部の夫婦に2人目の子どもを持つことを認めている。
このほか民法の草案では、離婚を申請する夫婦に対し、申請が撤回できる1カ月間の「クーリングオフ」期間を設ける案も含まれているという。
民法草案の修正は、2020年3月の全国人民代表大会(全人代)に提出される。
中国の産児制限を巡っては、中国郵政が今月発表した来年の干支「亥」の切手のデザインに2頭の親豚と3頭の子豚たちが描かれていたことから、「二人っ子政策」が緩和されるとの臆測が広がっていた。
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