サウジ、石油タンカー攻撃でイランを非難

[ドバイ 15日 ロイター] – サウジアラビアは、オマーン湾で13日に石油タンカー2隻が攻撃を受けた事件について、責任はイランにあると非難、湾岸諸国の安定したエネルギー供給を確保するため、早急な対策が必要だとの認識を示した。

イランは攻撃への関与を否定している。

サウジのエネルギー産業鉱物資源省がツイッターで明らかにしたところによると、同国のファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は「(エネルギー供給、市場の安定、消費信頼感に対する)脅威への速やかで断固たる対応」が必要だと主張。

同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子は政府系のアッシャルク・アルアウサト紙に対し、事件の責任はイランにあると主張。今回の攻撃に対し「断固たる姿勢」をとるよう国際社会に呼びかけた。

皇太子は、安倍普三首相のイラン訪問中にタンカーが攻撃を受けたことに触れ「イランの体制は、日本の首相のテヘラン訪問に敬意を示さず、日本の首相が(イランに)滞在中にタンカー2隻を攻撃するという形で首相の努力に応えた。1隻は日本のタンカーだった」と発言。

「(サウジは)地域の戦争は望まないが、国民・主権・重要な利害に対する脅威にはためらうことなく対応する」と述べた。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。