中国大手3行、米金融システムから遮断される可能性=米紙
[25日 ロイター] – 米裁判所が中国の大手銀3行に対し、対北朝鮮制裁違反調査に絡む召喚状に従わなかったとして侮辱罪の判決を下したことを受け、3行が米金融システムから遮断される可能性が浮上した。米紙ワシントン・ポストが24日に報じた。
同裁判所の判事は3行の名前を明かしていないが、判決を細部まで読むと、2017年の中国交通銀行<601328.SS>、中国招商銀行<600036.SS>、上海浦東発展銀行<600000.SS>に対する資金差し押さえ命令と一致する。
米司法省は当時、3行について、制裁対象に指定されている北朝鮮の朝鮮貿易銀行のために1億ドル以上の資金洗浄(マネーロンダリング)を行ったとされる香港の企業と協業したと訴えていた。
招商銀行は25日、関連する国連決議と中国法に従っており、制裁違反の疑いに関連したいかなる調査にも関与していないと表明した。
上海浦東発展銀は25日の発表文書で、関連する法律と規則に厳格に従うとした。
交通銀行からコメントは得られていない。
*上海浦東発展銀の発表内容を追加しました。
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