サウジに米軍増派へ、大統領が承認 ミサイル防衛強化

[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、サウジアラビアの石油施設への攻撃を受け、同国の防空・ミサイル防衛強化に向け米軍兵士を増派することを承認した。米国防総省が明らかにした。

同省は、増派は数千人ではなく控えめな規模になるとし、主に防衛的な措置だとしている。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)への軍装備品の納入を加速する計画も明らかにした。

エスパー国防長官は、記者会見で「サウジからの要請を受け、大統領は米軍の派遣を承認した。防衛的な措置であり、防空・ミサイル防衛が中心になる」と説明した。

米国はサウジ施設への攻撃を巡り、イランを非難しているが、国防総省の発表を踏まえると、同国が直ちにイランに対する報復攻撃に出る可能性はなさそうだ。

関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。