インドの国籍法抗議デモ、金曜礼拝で厳戒態勢
[ニューデリー 27日 ロイター] – 改正国籍法への抗議デモが全土に広がるインドでは27日、当局が主要都市で警備を強化、一部の地区でモバイル通信を遮断している。
改正国籍法は、周辺国からのイスラム教徒以外の不法移民に国籍を与える内容。イスラム教徒に対する差別だとの批判が強まっている。
同法が成立した11日以降、抗議デモに関連してこれまでに少なくとも25人が死亡している。
抗議活動がピークに達したのは先週20日。イスラム教徒の金曜礼拝後にウッタルプラデシュ州など複数の都市で警官隊とデモ隊が衝突した。今週もさらなる抗議活動が予定されている。
インドで最も人口が多い同州では、州政府が州都ラクノーなど、州内の多くの地域でモバイル通信サービスを遮断していることを明らかにした。
一部のテレビ報道によると、首都ニューデリーの一部地域では、警察が集会を禁止する非常事態法を発令。ウッタルプラデシュ州ではこうした禁止令が1週間以上前から発令されている。
ただニューデリー、ムンバイ、コルカタ、アフマダーバード、ベンガルール、チェンナイなどでは、金曜礼拝後の抗議集会が予定されている。
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