赤ちゃんの泣き方7パターン:赤ちゃんは泣き方を使い分けている!

新米パパ、ママにとって初めての子育てはわからないことだらけ。眠っている時は天使のような赤ちゃんでもいったん泣き出すと泣き止まず、どうして欲しいのかさっぱりわからない…こんなこと、ありますよね。

でも赤ちゃんは赤ちゃんで、「パパ、ママ、こんなにサイン出してるんだから、早くわかって…!」と思っているかもしれません。実は、赤ちゃんの泣き方にはそれぞれ意味があり、伝えたいことによって泣き方を使い分けているのです。

(Illustration – Ben_Kerckx/Pixabay)

 

多くの育児書を執筆したエリザベス・パントレーさんは、「(赤ちゃんの泣き方を観察すると)特定の泣き方で特定のことを伝えようとしていることがわかる」と述べています。

 

(Illustration – Cora Mueller/Shutterstock)

泣き方は次の7パターンに分けられます。

1 . 親を呼んでいるとき
赤ちゃんはしばらく放っておかれると5〜6秒泣いて20秒ほど泣きやみ、抱き上げてもらうのを待ちます。親の注意を引いて抱いてもらうまでこのサイクルを繰り返します。

2.空腹のとき
初めは低くリズミカルな泣き声ですが、ミルクをもらえないとどんどんエスカレートしていきます。保護者教育に詳しいキャサリン・ワトソン・ジェナさんによると、空腹の赤ちゃんは頭を回転させたり、口でチュッチュと音を立てたり、手を握りしめたり口に指を入れたりするそうです。
 

(Illustration – leungchopan/Shutterstock)

 

3 .痛みを感じているとき
大きく甲高い声でいきなり泣き始め、痛みが増すとヒステリックな泣き声に変わります。絶え間なく泣き続け、息をするために一瞬止まることもあります。

4.病気のとき
病気なので大声で泣く力はなく、単調で弱々しくうめくような声で泣きます。この泣き方をしたら、体温を測る、医者に診てもらうなど必要な処置をとって下さい。
 

(Illustration – FamVeld/Shutterstock)

 

5. 疲れているとき
疲れているときは動きが減ってぼーっとし、あくびを始めます。これは赤ちゃんが眠りにつきたい証拠です。

6.不快に感じているとき
オムツが濡れている、暑い、便意があるなど何かが不快なとき、泣きながら体をよじらせたり背中を丸めたりして、その不快感を伝えようとします。

(Illustration – shutt2016/Shutterstock)

 

7 .黄昏泣き(コリック)のとき
生後3カ月以下の赤ちゃんは黄昏泣きをすることがあります。毎夕同じ時間になると甲高い声で泣き続けるのでこのように呼ばれています。黄昏泣きはたいてい4〜5カ月を迎える頃になくなります。

(Illustration – BEZ_Alisa/Shutterstock)

子育て専門家のプリシラ・ダンスタンさんによると、生後3〜4カ月以前の赤ちゃんは泣く直前に発する声も使い分けているそうです。これはどの人種、肌の色、文化にも共通した傾向で、そのパターンは次の5つに分けられます。

1 .お腹が空いている時は「ネェ」
2 .ゲップの前は「エェ」
3 .眠い時、疲れている時は「アウ」
4 .不快な時は「ヘェ」
5 .お腹にガスがたまっている時は「エア」
 

(Illustration – Oksana Kuzmina/Shutterstock)

以上のパターンを頭に入れて赤ちゃんに接すれば、赤ちゃんの伝えたいことを見分けられるはずです。赤ちゃんをじっくり観察して泣き声との会話を楽しめば、育児は少しリラックスしたものになるかもしれませんね。

(大紀元日本ウェブ編集部)