どうも顔色が良くないわ? 女性に多い虚血6つの原因

虚血とは、血流が何らかの原因で悪くなることにより、体内の組織や細胞に血液が十分に供給されない状態を言います。この点、血中のヘモグロビンが少なくなって酸素供給が不足する貧血とは区別されます。虚血は男女を問わず起こりますが、特に女性の場合、顔色がくすみ、老化したような外見になって、気持ちの上でも辛いものです。めまい、疲労感、不眠動悸などの症状としても現れます。

台南市にある裕信漢方クリニックの女性医師・陳乃菁氏は、女性に起きやすい虚血について6つの原因を挙げるとともに、その原因を除去または改善することが、症状の緩和につながると説明します。

女性に起こりやすい虚血 6つの原因

1、脾臓の機能障害

現代の美意識の影響により、若い女性は「痩せているのが美しい」と思う傾向があります。そのため、健康を害するほどのダイエットをする人も少なくありません。無理なダイエットによる脾臓と胃の機能不全は、虚血の重大な原因になります。

漢方医学によると、脾臓と胃が良好な状態に保たれるか否かは「後天的な条件」によるものであるため、不適切な食習慣は避けるべきとされています。脾臓と胃は「生化気血の源」つまり「食物から得た栄養を、血液や気などに化する源」とされています。

日常とる3度の食事に節度があり、脾臓と胃が正常な状態でなければなりません。そうであってこそ、新しい血(血液や体液)や気(体内エネルギーの一種)が絶えることなく生産されるからです。暴飲暴食の禁止はもちろん、ダイエットを目的とする少食や偏食による栄養不良も、ぜひ避けてください。

2、長期にわたる不規則な生活

夜更かしは、体に決して良くありません。現代の女性は仕事の必要性から、残業や、帰宅してから深夜まで仕事をする場合があります。やむを得ない事情もあると思いますが、虚血を招く原因になりますので、翌日の仕事のために夜は十分に休んでください。あなたが、ただ不規則な生活をしているだけなら、今夜から、その習慣を改めることです。

3、目を酷使すること

漢方医学で「久視傷血」と言われるように、目を酷使することで、肝腎(かんじん)の造血機能が障害を受けやすくなります。現代人にとってスマホ、パソコン、タブレット端末を扱う時間はあまりにも長く、生活の大きな部分を占めているといっても過言ではありません。しかし、この状況は確実に目を酷使しており、視力の減退だけでなく、間接的に虚血を引き起こす原因にもなっています。可能な限り、目を休ませる時間をとってください。

4、運動不足

運動不足も虚血の誘因となります。デスクワークばかりで運動する機会が少なくなると、全身の経脈の流れが悪くなってしまいます。それにより、血気が発生する道がふさがれて、血気不足になることもあります。生活の中に、適度な運動を取り入れてください。

5、脳を酷使すること

脳を酷使することも、虚血の誘因となります。静かな音楽を聴く、あるいは座禅や瞑想、のんびり歩く散歩などで、脳を休養させる時間を設けましょう。

6、房事に節度がなくなること

漢方医学の観点から一言申し上げておきます。夜の営みに節度がなくなることも、虚血を招く原因となります。ご注意ください。

日本の皆様も、どうぞお健やかに、お過ごしください。

(文・陳乃菁 翻訳編集・鳥飼聡)