西アフリカのナイジェリアでは、母犬が孤児の子猫に母親のように乳を飲ませていて、母性愛が種を超えていることに驚かされます。
ロイターは先日、ナイジェリアの遠隔地の村で撮影された短いビデオをツイッターで紹介し、メス犬が地面に寝そべって子猫にお乳を吸わせていました。
ロイターは、「これは珍しい光景です。ナイジェリアの遠隔地の村で、子猫が母犬のミルクを吸っているのが発見されました」とツイートしています。
猫と犬は仲が悪く、喧嘩をするとよく言われます。 そのため、子猫が母犬からミルクを吸っているこの写真はとても珍しいものです。 母猫に捨てられた子猫を、母犬が母親代わりになって食事や世話をしていたという可能性もあります。
この動画には多くのネットユーザーからコメントが寄せられています。
ある人は母性愛の偉大さを讃え、ある人は昔からの敵同士の間にようやく平和が訪れたと笑い、またある人は「これは美しい!」と言います。 あらゆる面で、自然は確かに知恵に満ちています。 私たち人間はもっと謙虚になって、そこから学ぶべきです。
メス犬による子猫への授乳は、海外では以前から行われていました。
2017年、メキシコ人女性のEvi Poverさんは、ペットを引き取るために動物保護施設に行ったところ、メス犬が3匹の子猫に授乳しているのを見て興味を持ちました。
話を聞いてみると、母犬は子犬を産んだ後、飼い主に子犬を売られてしまい、路上に捨てられていたそうです。 その後、動物保護施設に引き取られましたが、いつも落ち込んでいて、子供が恋しいようでした。 作業員が偶然にも3匹の子猫を救出し、看病しようとした時には、喜んで世話をして、元気を取り戻したのです。
Poverさんは、そのメス犬を引き取ることにしました。 この話を聞いた息子さんは、彼女をスペイン語で「希望」を意味する「エスペランサ」と名付けたそうです。
(翻訳 井田)
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