アルゼンチンの円錐形のピラミッド 完全に自然な光景

アリサロ塩原(Salar de Arizaro)は、アルゼンチン北西部のサルタ州にある大きな塩湿地です。 広大な塩分を含んだ土壌に加え、著名なコノテガシワもあります。 この円錐形のピラミッドは、自然の風景の中にあるものですが、あまりにも完璧な円錐形なので、かつては人工的に作られた建造物だと考えられていました。 現在でも、世界で最も神秘的な自然の驚異の1つとなっています。

アリサロ塩原の面積は1600平方キロメートルにも及びます。 世界で6番目に大きな塩湿地で、アルゼンチンではサリナス・グランデスに次いで2番目に大きな塩湿地です。

アリサロ塩原の高さ200mの円錐形は、アリサロ塩原の不毛な風景の中で、平らな大地から火山のようにそびえ立っています。 目の錯覚で、遠くから見ると空中に浮かんでいるように見えることから、「浮いている火山」と呼ばれることもあります。

20世紀初頭まで、アリサロの円錐形は、エジプトのピラミッドのように人工的に作られたものだと多くの人が信じていました。 しかし、科学的な調査によると、この円錐形は実際には、地殻から上昇してマグマを噴出したり、クレーターを形成したりする力がない火山の頂上であったことが判明しました。

アリサロの円錐形についてはまだ多くのことが解明されていませんが、伝説や考古学的な証拠から、インカの到来以前には礼拝の場として使われていた可能性があります。 また、この地域では未確認飛行物体(UFO)の目撃例が多く、その神秘性を高めています。

アリサロの円錐形は神秘的な自然の驚異ですが、アリサロ塩原を越えるのは容易ではないため、あまり多くの観光客は訪れていません。

 

(翻訳 千景)