大紀元時報
神医華佗の物語(4)

華佗が名医と呼ばれた所以 心理療法

2021年9月9日 06時00分
イメージ写真(topic_v6 / PIXTA)
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武官を怒らせ、重病を治す

華佗の使った「心理療法」はとても面白く、奇跡的なものでした。 ある県では、武官が重い病気にかかっており、診察を終えた華佗は病室から出て、その武官の息子に「あなたのお父さんはとても奇妙な病気にかかっています。胃の中に大量の血が溜まっていて、飲んだ薬が全く効かないが、怒りに任せて血を吐いてしまえば治るでしょう 」と言いました。武官の息子は心配そうに「どうやって血を吐かせたらいいんだろう?」と言いました。華佗は、「お父さんの短所を教えてください、私が手紙を書いて怒らせますから。 怒ると血を吐き出します」と言いました。

後日、武官は華佗の手紙を見て、「華佗は私の人格を侮辱した!」と怒りを露わにしました。そう言うと、武官はすぐに大量の黒い血を吐いて、すぐに病気は治ってしまいました。

これは彼の医療技術の高さを示しています。 彼は病気を正確に診断すると同時に、患者の体格や性格に合わせて、最適な治療法を選択することができました。 また、患者の痛みや苦しみを、最小限に抑えることができました。

同じ病気でも異なる治療法

華佗は、従来のルールにとらわれず、患者の状態に応じた「根拠のある治療」を行っていました。

その時、倪尋と李延という2人の患者がいて、どちらも頭痛と発熱に悩まされていました。しかし、華佗は倪尋に下剤を、李延に汗薬を与えたところ、2人とも治ってしまいました。ある人は、なぜ治ったのかと聞きました。華佗は、「倪尋は拒食症で、李延は外感症なので、治療法は同じにはならない」と答えました。これは、華佗が優れた医療技術を持っているだけでなく、患者の命を大切にする、慎重な姿勢の表れでもあったのです。

(翻訳・井田)

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