娘の出産立ち会いの母親が心臓発作に 娘は難産 しかし奇跡が

米国ボルチモアの女性が心臓発作を起こし、医師から亡宣告を受けましたが、45分後に息を吹き返しました。また同時に難産で苦しんでいた娘さんも、帝王切開により無事出産しました。その女性は、立て続けに起きた2つの奇跡感謝しました。彼女は、生まれ変わる機会と、生まれたばかりの孫に会える機会を与えてくれた神様に感謝しました。

WJZ-TVによると、7月2日は、キャシー・パッテンさんにとって特別な日でした。ゴルフ場にいた彼女は、娘のステイシー・ファイファーさんが出産するという知らせを受け、その場に立ち会うためにグレーター・ボルティモア・メディカル・センターに向かいました。しかし到着して間もなく、彼女は心臓発作を起こしました。

パッテンさんは、すぐに救急室に運ばれました。医師が心肺蘇生法(CPR)を行いましたが、心拍数、脈拍、血圧がなく、脳に酸素も供給されていないため、臨床的には死亡していました。

ちょうどその頃、娘のファイファーさんも難産に苦しんでいました。時間は39時間を過ぎ、赤ちゃんが産道に挟まっていたため、緊急帝王切開を行う必要があったのです。

パッテンさんの「死」から45分後、彼女は医師によって蘇生されました。これは、彼女にとっての1つ目の奇跡でした。2つ目の奇跡は、ファイファーさんがアローラちゃんという女の子を出産し、母娘ともに無事であったことでした。

パッテンさんはWJZ-TVの取材に対し、「私は、新しく生まれ変わる機会を与えてくれた神様にとても感謝しています。最善の人間になれるように尽くします」と語りました。

ファイファーさんは、母親が病院に来たのは運命だと言いました。アローラちゃんの誕生のおかげで、母親は適切な時間に、適切な場所に現れることができたのです。「彼女は正に生きた奇跡です」と語りました。

9月14日に行われた記者会見では、パッテンさんは医療スタッフと1人ずつ抱き合い、命を救ってくれたことに感謝しました。

パッテンさんの主治医の1人であるドブ・フランケルさんは、「私は彼女に『どういたしまして』ではなく、『ありがとう』と伝えました。 彼女は私たちに、生きることの意義、あきらめないことの意味を教えてくれました」と言いました。

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(訳 神谷一真)