世界中のピラミッド(3)ヨーロッパ――ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニアにあるピラミッドには、伝統的なピラミッドの要素をすべて備えており、現在、世界中で最も神秘的で、エキサイティングな考古学プロジェクトと言っても過言ではありません。今回からその全貌を明らかにしていきます。

 

1、太陽のピラミッド(Pyramid of Sun)
 

太陽のピラミッドに通じる道は長さ410メートル、幅27メートルと石板によって作られており、それぞれの石板は厚さ10-12ミリメートルで、表面は切れに磨かれています。これらの石板はこの地区の種類の岩ではないことから、他の場所から運ばれてきたことが分かります。
 

ピラミッドの土台は正方形で、辺長220メートル、メインゲートは北にあり、階段状の通路の長さは4キロメートルと、ピラミッドの内部まで通じています。そして、頂上には木材でできた寺院があります。
 

ピラミッドの壁は不規則な岩で築き上げられ、約1-3メートルある岩を石灰でくっつき合わせており、世界各地のピラミッドと同じような構造となっています。
 

ボスニアの太陽と月のピラミッドの間には明らかな天文学的関連があります。夕日により、太陽のピラミッドの影は月のピラミッドと重なり、これからは夜の時間であることを示しています。
 

2、月のピラミッド(Pyramid of Moon)
 

月のピラミッドの高さは190メートルあり、ギザの大ピラミッドよりも高いです。考古学研究チームによりピラミッドの土壌分析の結果、土壌の年齢は1万2千年あることが確認されました。4600年の歴史を持つエジプトのピラミッドや、2千年近くの中国やペルー、メキシコのピラミッドより遥かに古いものです。
 

月のピラミッドは2010年の夏に発掘作業が開始され、当時、ピラミッドの中から有機物質が発見されました。直ちにポーランド・グリビツェの大学Silesian University of Technologyに送られて、放射線による年代測定検査を行ったところ、有機物質は10350年前のものであることが分かりました。つまり、月のピラミッドはやく1万年前に建造開始されたのです。この発見が私たちのヨーロッパの歴史や先進文明への認識を覆すことになります。
 

3、竜のピラミッド(Pyramid of the Dragon)
 

ボスニアの3つ目のピラミッドは「竜のピラミッド」と呼ばれ、言い伝えによると、ボスニアでは、竜が権利の象徴であるというのです。一方。ペルーやメキシコでは、竜は知識の象徴とされています。
 

また、4つ目のピラミッドは大地の母のピラミッド(Pyramid of Earth)、そして、5つ目のピラミッドは愛のピラミッド(Pyramid of Love)です。(つづく)
 

――正見ネットより転載
 

(作者 意文/翻訳編集 天野秀)