英国ランダフのイローラ・フィンレイ男爵夫人は、3月6日のイヴェンティム・アポロで行われた神韻公演を鑑賞した。フィンレイ氏は「あらゆる世代、あらゆる文化の人々のための舞台」と述べ、人間味にあふれていると称賛した。
「情緒豊かで、ビジュアルとダンスも素晴らしい。アクロバティックな動きで、パワフルに生き生きとした命を文化に吹き込んでいます」
息切れも見せないアーティストの鍛錬と表現力だけでなく、衣装も魅力的だと話す。「オーケストラや衣装、舞台等のスタッフも忘れてはいけない」と語る。
ニューヨークを拠点とする神韻は、息をのむような振り付け、東洋と西洋が融合したオーケストラで知られる。中国文化の美しさや豊かさを伝えるだけでなく、中国の人々が直面している問題についても訴えてきた。
神韻のアーティストの多くは、法輪大法(真・善・忍を原則とする精神修養法)の修煉者で、自己研鑽とモラルの向上に取り組んでいる。しかし残念ながら、彼らは中国で迫害されており、中国での公演はまだ実現できていない。
「この問題については、国会でも議論しました」とフィンレイ氏。
フィンレイ氏はウェールズの医師で緩和医療学の教授を務め、クロスベンチ(党に属さない中立派)の貴族院議員でもある。議会外でも公的な活動を行い、世界に関心を寄せている。
「悲しい現実ですが、社会で恐ろしいことが起きています。私たちは、それらを認識しなければならないし、目をつぶっているわけにはいきません」
「悪が栄えるために必要なのは、善人が何もしないことだ」というサイモン・ヴィーゼンタールの言葉を引用し、「世界の悪を無視することはできません。それを存続させてはならないのです」と語る。
フィンレイ氏は、神韻を観た人々に文化の違いを理解してほしいと願う。
「文化を共有することで、私たちは他の人々を尊重することを学ぶのです。そして、他の人々の本質的な価値や歴史を認識することを学びます。私たちが他の人々を理解し、尊重することができれば、それが平和への道となるのです。私たちは今、世界の平和を切実に必要としています」
「この舞台をご覧になった方々が、世界の他の人々に寛容になり、文化をより深く理解し、人々がそれぞれの信仰で平和に暮らせるようになることを願っています」
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