十分な睡眠をとることは重要ですが、不眠になりやすい人もいれば、睡眠の質が悪い人もいます。栄養学の専門家が、食事の面から不眠を回避し、より熟睡できるようにするための5つのコツを紹介します。
デイリー・エクスプレス誌で、栄養士のイブ・カリニック(Eve Kalinik)さんは、早く眠りにつくための5つのコツを紹介しています。
1つ目は、コーヒーを飲むタイミングです。コーヒーは欧米で最もポピュラーな飲み物の一つです。実は、カフェインはコーヒー以外にも、お茶やレッドブル、モンスターなどのエナジードリンクにも含まれています。朝はすぐに目が覚めてしまい、夜はなかなか眠れなくなります。
しかし、これはコーヒーを飲む時間帯で変わります。カリニックさんは、コーヒーを飲むのは正午までにし、1日に2〜3杯までにするよう勧めています。
その理由は、カフェインは最大12時間、体内に留まるからです。昼過ぎにコーヒーやエナジードリンクを飲むと、なかなか良い睡眠がとれません。
2つ目は、脳に必要な重要な神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)を含む食品を食べることです。GABAを多く含む食品としては、緑茶、紅茶、ウーロン茶、腸内活性ヨーグルトのほか、レンズ豆、クルミ、オーツ麦、ベリー類などが挙げられます。
3つ目は、食物繊維を多く含む食品と発酵食品です。これらの食品は、睡眠の質に重要な役割を果たす腸内菌の健康をサポートします。
4つ目は、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、1日3食を必ず摂ることです。チアシードをまぶしたアボカドなど、ヘルシーな物を食べましょう。
5つ目は、お酒を控えることです。寝る前にお酒を飲んでリラックスして眠りにつく人もいますが、アルコールには利尿作用があり、夜中に排尿のために起きることは睡眠の質を妨げることになります。
さらに、アルコールは睡眠をサポートする化学物質アデノシンの生成を妨げ、眠気を妨げます。
(翻訳・呉思楠)
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