上海は中国共産党政府の極端な防疫政策のもと、食料供給も限られている中、厳しく封鎖され、ひどい食料不足に陥り、食料を長期保管するための冷凍庫の売り上げが倍増しています。感染状況が悪化している北京や広州の市民もその様子を見て慌てて食料を買いだめしています。中国のソーシャルメディアでは、食料をどう買いだめするかが話題になっています。
食品を買いだめするにしても、栄養価が高く、保存に適した食品はどれでしょうか、そして賞味期限を延ばすにはどうしたらよいのでしょうか。
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一般的な調味料や香辛料は、食品の保存期間を延ばすことができます
すでに手元にある食品は、きちんと保存しておけば長持ちします。塩、酢、砂糖、油などは、食品を保存するための調味料の一部です。
退職したシェフでパン作りの先生でもある李宜珮氏は、塩の摂りすぎは健康によくないので、塩より酢を勧めています。しかし、誰もが酢の酸味を好むわけではないので、風味付けに砂糖を加えることもあります。
野菜や果物は酢に漬けて保存することができます。例えば、外国人はキュウリ、大根、キャベツなどを酢漬けにすると言っており、水に触れなければ、ワインと同じように長持ちすると語りました。
漬け方は、材料を茹でて冷まし、水分を飛ばして、もち米酢と砂糖で漬けます。例えば、大根は塩漬けにしてから熱湯で洗い、乾燥させてから酢と砂糖と一緒に瓶に入れておくと、日持ちが良くなります。
また、食品を「オイルシール」するのも一つの方法です。これは、トマトや生のマッシュルームなど日持ちしない食材をスライスして乾燥させ、オリーブオイルを染み込ませて冷蔵庫で長期保存するものです。
美味しく作るなら、値段が高いですが、一番搾りのコールドプレスオリーブオイルを使うのがベストです。 砂糖や酢は安価で、塩は最も安価な保存調味料です。
また、防腐効果を高めるために、ニンニクや唐辛子などの香辛料をマリネに使用することもあります。
野菜や果物を漬ける以外にも、食材を調理して冷凍しておき、その後まとめて取り出すこともできます。しかし、この方法は葉物野菜には不向きです。
冷凍野菜を食べると、調理前の脱氷工程で水分が失われるため、味が落ちてしまうことがあります。李宜珮氏は、冷凍庫から取り出したら解凍せず、そのまま沸騰したお湯に入れるとおいしさが保たれると、秘訣を教えてくれました。
肉を長期保存する時は細かく切らずにそのまま冷凍
健康でバランスのとれた食生活を維持するためには、野菜や果物を食べるだけでなく、適切な量のタンパク質を摂取することが大切です。
買ってきた魚や肉は洗って、血や毛、内臓を取り除き、あとは切らずに丸ごと冷凍庫へ。 調理する前に解凍し、切り分けると良いでしょう。
李宜珮氏は、長期保存する肉は最初に切ってはいけないと指摘しています。なぜなら解凍した際、血や水分が多くなり、肉汁や甘味が失われ、食べてもパサパサしてしまうからだそうです。
鶏や鴨を丸ごと保存するほどの冷蔵庫のスペースがない場合は、ワインと塩を混ぜて鶏や鴨の表面とくり抜いた腹の中にすり込み、吊るして自然乾燥させるか、扇風機で乾燥させると良いでしょう。李宜珮氏は、冷蔵庫がなかった子どもの頃、春節になると母親が鶏肉や鴨肉を同じように調理し、半月もしないうちに食べつくしてしまったといいます。
豆腐は冷凍してもいいし、伝統的な豆腐なら水に浸しておくと、空気に触れずに長持ちします。 この方法は、乾燥豆腐にも適しています。やり方は、豆腐を生水につけて冷蔵庫に入れ、毎日または2日おきに水を入れ変えます。約1週間保管できます。
(終わり)
(翻訳・香原咲)
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