お店で買わずに、家で作れる食品や調味料もあるかもしれません。
例えば、今日から自宅で作ってみたいのがサラダソースです。
サラダソースの作り方はいくつもありますが、一番シンプルで、どんなサラダにでも合うのはヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)です。
基本となるヴィネグレットソースがあれば、自分の好みに合わせてさまざまな料理にアレンジし、家の食卓に「無限の味」を生み出すことができます。そんな自家製サラダソース作りのコツを、以下にご紹介します。
伝統的なヴィネグレットソースを作るには、「3種の油と1種の酢」を混ぜるのが基本です。
お手元にある食用油はどれでも使えますが、サフラワー油(ベニバナ油)、キャノーラ油(菜種油)、大豆油などが適しています。
ただし、ヴィネグレットソースを一層おいしくする一番の方法は、エキストラバージンオリーブオイルを使うことです。そのほか、クルミ油、アボカド油、カボチャ種子油など他の種類の油でも可能ですので、ぜひ試してみてください。
酢は、お手持ちのお酢やお好みのお酢なら、どれでも使うことができます。
バルサミコ酢、赤ワイン酢、シェリービネガー、シャンパンビネガー、リンゴ酢、米酢などがお薦めです。
ただし、ソースの味を濃厚にするために、とろみがあっておいしい高品質の酢を使いましょう。通常、私たちは「手頃な価格の食材」を好みますが、この場合の酢は、少し多めの費用をかける価値があります。
油と酢のオーソドックスな割合は3:1ですが、ちょっと濃い目のヴィネグレットソースがご希望ならば2:1の割合にしても構いません。
自家製ならではの冒険で、1:1の割合にしてみても結構です。濃厚で、さっぱりとした味のソースが作れます。
そもそも水と油、酢と油はなじまないものです。この2つの液体を合わせる過程を乳化と呼びますが、まずは乳化剤を加えることで、水(ここでは酢です)と油の相性を良くします。
ディジョンマスタードは手軽に使える乳化剤です。
他にも卵黄(伝統的なシーザードレッシングによく使われます)、ハチミツ、ケチャップなどは便利な乳化剤になりますので、お好みで選択するといいでしょう。
以上の材料、つまり油と酢とディジョンマスタードをよく混ぜ合わせれば、基本的には完成です。ただし、ここにひと手間かけて「風味」をつけると、ヴィネグレットソースの味が飛躍的にアップします。
方法はとても簡単で、塩と挽きたての黒胡椒を入れるだけです。ひとつまみから2つまみでソースの味が格段にアップします。
その他の風味づけ材料として、ニンニクのみじん切り、バジル、オレガノ、パセリなどもお試しください。
最後に、このソースの最もおいしい味付けには、何を入れたら良いでしょうか。
それは自家製だからこそ出せる味。つまり、家族への愛情と自分で調理する楽しさです。
さあ、今夜の食卓に間に合うように、あなたもぜひ作ってみてください!
(翻訳編集・鳥飼聡)
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