(前稿より続く)
「ワクチン接種は、白血病に関係するか?」
私たち(董宇紅の分析チーム)が先日、途中段階での分析結果を公表した後、一部のネットユーザーが、こんなコメントを出しました。それが彼本人に起きたことか、彼の親族などの身近な人に起きたことなのかは、分かりません。
「(中国で)ワクチン接種後に白血病が発生した事例を知っています。私は、白血病とワクチンとの関連性について医師に質問しましたが、医師は私の問いかけに対応しようとはしませんでした」
このようなケース(ワクチン接種後の白血病発症)には「それほど注意を払う必要はない」という無関心な意見も少なくありません。「中国に対する誹謗中傷だ」とする見方もあります。
また、あるネットユーザーは、「中国における白血病の1年の発病率は、百万分の30である。中国では12億人がワクチン接種を受けている。しかし平時でも年間3万6000人が白血病にかかる。この矛盾を排除しないと、ワクチン白血病関連説は説得力をもたない」と書き込みました。
それらの書き込みに対して、私はこうお答えしましょう。
重要な点は「これらの患者が白血病に罹患しているという事実」なのです。
患者には、「被曝なし。家族歴なし。地理的限定性もなし」という共通項があります。
唯一の共通点は、「いずれも新型コロナウイルスの中国産ワクチンを接種している」ということです。大半が2回目以降、平均3カ月後に発病しています。これはアメリカの病理学者コール氏が見た「顕微鏡下の実態」と同じように、今後あらわれる状況が非常に懸念される実態なのです。
「緊急製造」されたワクチンのリスク
世界では、ワクチン接種が各種の副反応と関連していることが判明した一部の地域では、接種を一時的に中止しました。この1年間に少なくとも2回、そのようなことがありましたが、これらは正常な措置と言えます。
2021年3月、ヨーロッパの多くの国でAZ(アストラゼネカ)ワクチンの接種後に血栓ができ、死亡する例も報告されました。1週間以内にデンマーク、ノルウェー、アイスランド、ブルガリアなどがすぐに反応し、同ワクチンの接種を一時停止しました。
2021年10月、北欧で、モデルナワクチン接種による心臓に炎症が起きるリスクが指摘されたため、若年成人への接種が一時的に中止されています。
中国国内では、現在も国産ワクチンの大規模な強制接種が行われています。
この一連のワクチンは、新型コロナウイルスの恐怖に追い立てられるように、世界で初めて大規模に接種されました。とくに中国国内では、実質的に強制接種されたワクチンです。
疫病発生後わずか1年で製造発売されたこれらのワクチンが、どのような副反応や疾病の原因になるのか、はっきり分かっているわけではありません。
製薬会社やワクチン業界は、企業モラルとして、これまでリスクを冒すようなことはなかったはずです。今回は、緊急性という必要に迫られて製品化を急ぎました。
しかし、起こりうる副反応や疾病などのリスクを無視して良いはずはありません。
(次稿に続く)
(翻訳編集・鳥飼聡)
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