ドイツパラシュート兵が民家のベランダに落下 目撃者は笑い転げる

先日、米国ロードアイランド州で行われたパラシュートジャンプ競技に参加したドイツ人パラシュート兵が、ある民家のベランダに着地し、目撃者は笑い転げました。

このジャンパーは、ロードアイランド州陸軍州兵(Army National Guard)が主催する「2022年国際パラシュートフェスティバル」(Leapfest 2022)に参加しました。これは米軍と外国人兵士が参加する国際コンテストであり、訓練です。

パラシュート競技では、参加した各国の兵士がCH-47ヘリコプターで空中に上がり、1500フィート(457メートル)の高さから飛び下り、指定された私設農場に着陸しなければなりません。ところが、このドイツ人ジャンパーは、ある家の二階のベランダに降り立ちました。彼の落下は農場のオーナーと思われる男によって撮影されました。撮影した映像からは、彼の笑い声が聞こえてきます。

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米陸軍第82空挺師団(82nd Airborne Division)のパラシュート降下隊長が8月12日、軍事ニュースサイト「Task & Purpose」に語ったところによると、このドイツ人ジャンパーの恥ずかしい話はすでに空挺界に広まっているとのことです。この珍事に対し、匿名希望のパラシュート隊長は、これまで70回以上パラシュートで飛んだが、家に着地したことは一度もないと言いました。

ドイツのパラシュート部隊の降下予定地や風向きなどの詳細が分からないため、何が問題だったのか把握することは難しかったのですが、映像の中にドイツ兵ジャンパーが犯したいくつかのミスを見ることができたと言います。

例えば、パラシュート隊長は、アメリカの空挺部隊は訓練で風に向かってドリフトして速度を落とすように教えていますが、ドイツの空挺部隊は風に向かってドリフトし、速度を落とすために旋回することもなかったそうです。

このパラシュート兵が家屋に近づくと、両手で操作ベルトを狂ったように揺らすのに気づき、これはパラシュートを操作する上で全く無意味な方法であると隊長は言いました。

「体を揺らしてはいけません。パラシュート全体に揺れが起きて落下が速くなります」

どんな場合でも、風に飛ばされないように降下後、速やかにパラシュートを開かなければなりませんが、この点においてはドイツ兵ジャンパーは正しく実行できていたと隊長は述べました。

(翻訳編集:源正悟)