コミュニケーションは話すだけではない あなたの人生を変える4つのコミュニケーションスキル

以前、親友の一人といる時にこんなシーンがありました。 久しぶりに会った友人たちとお洒落なレストランで食事をしていると、突然、誰かが何度か質問してきたのです。 その時、私たちは会話中、ほとんどスマートフォンを見つめていたことに気づきました。

友人と過ごす貴重な時間なのに、仲間をないがしろにしていたことに気付き、これは決していいことではありませんでした。

起業家である私たちは、コミュニケーションとは話すことだと考えていますが、実はボディーランゲージにもヒントが隠されているのです。

では、こうしたスマホによる悪習慣を改善するためにはどうしたらいいのでしょうか。必要なのは、たった一つのシンプルな行動改善です。 今いる場所に気持ちを置き、積極的に相手と対話することです。

友達といるときは、スマホに手を出さず、時間を大切にし、心を落ち着けて、率先して交流しましょう。 (Shutterstock)

しかし、私たちが知らず知らずのうちにボディーランゲージでコミュニケーション作りに失敗しているように、私たちの言葉もまた、他者と接する際に大きな障壁となり得るのです。

ここでは、より親密な関係を築き、周囲に好印象を与えるための、さりげなくインパクトのある方法をご紹介します。 自己啓発について執筆している作家のブライアン・トレーシーは、「コミュニケーションは学ぶことができるスキルである。自転車に乗れるようになったり、タイピングができるようになったりするのと同じこと」であり、「意欲的に取り組めば、すぐに生活全体の質を向上させることができる」と述べています。

 

より効果的なコミュニケーションの方法

言葉による表現と言葉以外での表現が、ビジネスの世界でも外でも強い人間関係を築くことに大きく関わっているのです。 言い方を変えれば、「最高の表現方法をいくら想像しても、人を惹きつけるという目的を達成できなければ、チャンスはつかめない」ということです。

話し方の専門家であるジョン・バウ氏は、「公平であろうとなかろうと、人はあなたの話し方で、あなたが何を言ったかと同じくらい判断する」と述べています。

また、「いくら頭が良くて努力家でも、話し方が未熟で散漫だったりすると、特に上司や同僚から相手にされないこともある」と述べています。

この16年間、私は自分の会社であるジョットフォームの社長として、いくつかの小さな失敗を繰り返してきました。 しかし、よりよい表現方法を常に研究し、実践することで、貴重なヒントを得ることができました。

ここでは、専門家に支持され、私が人とのコミュニケーションを円滑にするために役立った4つの方法を紹介します。

1.エンゲージメント意識の発揮

2020年、私はスマホを常に使うという悪い癖がつきました。 パンデミック以前から多くの人がスマホ中毒になっていましたが、パンデミックはスマホ使用の新たなピークにつながりました。

夕食時の会話がおろそかになる出来事が何度かあり、私は改めようと思い、テーブルでスマホを使うのをやめ、目の前の人に集中することにしたのです。スマホをスワイプすることは大したことではないと考えていましたが、貴重な時間を割いてまで一緒に過ごそうとする相手に対する敬意が払われてないことがわかります。

また、エンゲージメントを示すには、仲間の話にうなずくだけではダメだということも付け加えたいと思います。 ボディーランゲージを使い、質問し、好奇心をもって、気にかけていることを示すことが大切です。

日頃の仕事について聞かれたら、基本的なことを話すだけでなく、人とつながる時間、よりパーソナルな交流の機会として活用することです。 あなたが経験した困難や学んだこと、あるいは新しいプロジェクトに意欲的であることを伝えてください。

何より、その場に気を配り、まわりを引き込むことをお勧めします。

2.自己中心的な会話をやめる

注意する点は、関わりを示すことは、自分が話の中心にならないことです。

多くの起業家は、他人が話すスペースをすべて自分が奪っていることに気づいていません。 彼らは、自分のビジネス、業績、人脈、野望について延々と語り続けます。

一方的に相手とコミュニケーションをとっているときは要注意です。 人々は黙っているか、頷いているしかありません。 彼らはあなたとほとんど交流がなく、あなたが彼らの状況を把握することは困難です。

この問題を避けるためには、要点をまとめ、話すときはゆっくり、間をとることです。 世界はあなたやあなたのビジネスを中心に回っているのではないことを忘れないでください。

3.積極的に聞き役になる

自己中心的な考え方に陥らないためのもう一つの方法は、アクティブ・リスニングを実践することです。 相手が言っている最中に、自分はどう対応しようかと考えるのではなく、相手の言っていることを積極的に聞くことが大切です。

「あなたのビジネスや会社のミッションが何であれ、リーダーとしてのあなたの行動は、最終的にはチーム、株主、顧客などとの関係構築にかかっています」と、Entrepreneur誌の寄稿者Stu Sjouwermanは書いています。 「積極的な傾聴がなければ、目の前の問題を理解できなかったり、肯定的で安心できる方法で問題を解決できなかったりするため、信頼できる関係構築は困難です」

積極的な傾聴は私生活でも、会社のチームとのやり取りでも、うまくいくことが分かっています。 アクティブ・リスニングは、まさに調和のとれた共同作業を行うための重要な方法です。

Sjouwermanが言うように、積極的な傾聴は誰もがより尊重され、関わり、意義を感じることができる方法なのです。
 

(Entrepreneur)より

 

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Expert-Backed Strategies for Improving Your Communication Skills は、The Epoch Times に掲載された記事です。

この記事は著者の見解と意見をまとめたものであり、一般的な情報提供のみを目的とし、推奨や勧誘を目的としたものではありません。 エポックタイムズは、投資、税金、法律、財務計画、不動産計画、その他の個人的な財務に関するアドバイスを提供するものではありません。 エポックタイムズは、この記事内容の正確性、適時性を保証するものではありません。

(翻訳:井田千景)