疫病期間中には、ボーンブロスを飲んで体力を回復し、免疫力を高めることで、感染から早く回復した人もいたそうです。 近年、ボーンブロス・ダイエット法は、ダイエットや腸内をきれいにするため、また美容のために飲む人が多く、大変な人気があります。 世界的な女優でショッピングサイトの創設者でもあるグウィネス・パルトロウや、有名女優のサルマ・ハエックは、自らボーンブロスの効果を実感してきました。
日本では豚の骨からとった白いスープが人気の「豚骨ラーメン」など、世界ではほとんどすべての人が動物の骨を使ってスープを作っています。 ボーンブロスは、私たちの祖先から受け継いだ健康的でおいしい料理で、何千年もの間、さまざまな民族によって作られてきました。
伝統的な中国医学では、2500年以上も前から消化器官、免疫システム、関節炎などの改善に使われてきました。 それ以来、ボーンブロスはアジアの伝統的な主食となり、今日では、中国、韓国、日本のさまざまなスープのベースとしてよく使われています。
とんこつ人気が復活した背景には、放し飼いの牛の肉や放し飼いの鶏の卵、全乳の摂取を重視するパレオダイエットなど、古来からの食生活への関心が高まり、ボーンブロスには長い歴史があり、人気のある食材となっています。
ボーンブロスの栄養
ボーンブロスは、全体的にとても栄養価が高いです。 ボーンブロスを飲むと、腸の健康が促進され、慢性的な頭痛の可能性が低くなることが2つの研究で明らかにされています。 アメリカの女優ミンディ・カリングは、毎朝コーヒーの代わりにボーンブロスを飲むように変え、それが老けない秘訣なのだそうです。
動物の骨:カルシウム、マグネシウム、カリウム、リンなどの微量ミネラルが豊富で、これらは骨を丈夫にするために体に必要なものです。 また、魚の骨には甲状腺の正常な働きと代謝機能に不可欠な要素が含まれています。
骨髄:体に必要なビタミンA、K2、亜鉛、鉄、マンガン、セレンなどのミネラルや、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸を供給しています。
結合組織:軟骨に含まれるグルコサミンやコンドロイチンを供給し、健康な関節の維持に貢献します。
これらすべての動物の骨の構造組織にはコラーゲンが含まれており、加熱するとゼラチンに変化し、それにさまざまな、重要なアミノ酸が生成されます。
ゼラチン:消化器系の保護に有益で、リーキーガット(腸の粘膜に穴が空き、異物が血管内に漏れ出す状態の腸のこと)、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患の緩和を助けると言われています。 また、ゼラチンには満腹感があり、大骨のスープを定期的に摂取することで摂取カロリーを抑え、長期的なダイエットにつなげることができます。
(つづく)
(翻訳編集:李明月)
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