眼底出血を改善!効果バツグンの非科学的手法 網膜剥離・黄斑変性症も改善

眼底出血とは、眼底の網膜にある血管が破れることで、見た目にはわからず、患者も痛みを感じません。しかし、これは患者の視力に直接影響し、視野欠損や重症の場合は失明に至ることもあります。

多くの場合、眼底出血は急激にやってくるため、迅速に治療を行う必要があります。これに対して、台湾の心医堂漢方医院の呉国斌院長は、目の健康を素早く回復させる独自の方法を持っています。彼は、この方法は目の出血だけでなく、網膜剥離や黄斑変性症など、他の目の病気にも有効だといいます。以下は、呉国斌院長のインタビューになります。

眼底出血の原因と、その治療方法は?

眼底出血は、非常に緊急性の高い疾患です。通常、高血圧が原因で、上へ上へと駆け上がり(何が駆け上がるのか?)、眼底の血管が破裂して起こります。また、事故により負傷することもあります。

西洋医学では目の中の血栓を溶かす注射が使われ、何度か注射を受けることになります。

漢方では目の下の出血を治療する特別な方法があり、それは耳の血を抜くことです。耳科の専門家である黄麗春教授が考案したこの方法は、眼底出血に非常に効果的です。

2回の耳の血抜きで眼底出血が完治

以前、黄麗春先生の授業に参加したことがあるのですが、ある台湾の漢方医が授業中、いつも目隠しをしていました。黄先生は奇妙に思い、その漢方医に理由を聞くと、実は眼底出血のため一部の視野が暗い影で覆われ見えないとのことでした。

その後、黄先生は助手にその漢方医の耳から血を抜くように指示し、耳のツボの一部に特殊な磁気ビーズを貼り、1週間後に再び血を抜きました。奇跡的なことに、2回治療を受けただけで、その医師の眼底出血が治ったのです!これには、とても驚きました。

驚きのケースはこの一件だけではありません。別の助手も眼底出血を治療した経験を話してくれました。

ある日、何の前触れもなく、助手の父親が突然完全に失明し、眼底出血による眼球麻痺が原因と推定されました。その時先生から教わった放血技術を思い出し、毎日父親の耳から放血しました。1週間の治療を経て父親は再び目が見えるようになったのです。

耳の放血で眼底出血を治療 その方法

では具体的に耳のどのあたりで放血するのでしょうか?そして、その手順とは?以下に説明します。

1.放血する前、耳が充血するまでマッサージをする。

2.耳の一番上(先端)を中心点として、その前後にさらに2点ずつ(計5点)。

耳先端放血の図解:耳先端とその前後各2点ずつ。(健康1+1/大紀元)

 

3.上記5箇所を注射器で出血させる。

4.耳を押したり、引っ張ったりマッサージして、出血がスムーズに進むようにする。

5.アルコールで凝血時間が長くなり、耳から出血し続けることになるので、血を拭くときは濡れたアルコールパッドを使用する。綿球3~4枚程度の血液を採取すると止血させる。

6.耳の先端の放血後、同様に輪4(耳のツボの名前)の前後4点を放血させることも可能。

輪4放血図解:輪4とその前後各2点ずつ。(健康1+1/大紀元)

 

これでは過剰に出血するのではないかと、心配される方もいらっしゃるかもしれません。実際、綿球3~4枚からの出血はごく少量で、それほど危険なものではありません。しかし、この方法は、重度の貧血や欠乏症の人には注意して使用する必要があります。

私の臨床経験では、最初の放血後、眼底出血による黒い影で見えなくなる視野範囲は3分の1に縮小できます。2回目の放血で、2分の1の視野を回復させる可能性があります。10回目の放血で、ほとんどの患者は80%から90%の視力を取り戻せます。

耳の放血は眼底出血の治療だけではありません。網膜剥離や黄斑変性症などの目の病気も、耳の放血で良い効果になります。

ただし、自分ではやらない方がよく、専門の漢方医にやってもらった方が安心です。

 

耳放血で目の病気を治療 科学にはまだ解明されず

眼底出血を治療するのに、耳から放血するのはどういう理屈なのか、と思われる方もいらっしゃるでしょう。実は、気血の滞りを解消するという、とてもシンプルな理屈なのです。

耳は目のすぐ近くにあり、頭蓋骨の中に入っていくと、ちょうど目の付け根にあたります。人体の気血の循環は、全身で相互に作用しています。ですから、耳を出血させることでエネルギーの通り道が開かれ、目の下の詰まっていた血栓が動き出し、修復機構が活性化するのです。まるで閉塞した湖の出口を開けて水を出すようなものです。

このような説明は、現代科学や西洋医学の観点からすると、あまりに突飛で説明しきれないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それが奇想天外であろうとなかろうと、臨床的には非常に有効な治療法なのです。

(翻訳者:春野瑠璃)