南米諸国、鳥インフルエンザ対応で地域対応の専門機関を設置
[サンパウロ 9日 ロイター] – 南米諸国の保健当局は、鳥インフルエンザ拡大が養鶏産業への脅威となっていることを背景に、地域協力して対応に当たる専門機関としてコノスール常任獣医委員会(CVP)を設立した。
CVPは9日付の声明で、アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、チリ、パラグアイ、ウルグアイが参加した同委は地域における鳥インフルエンザへの対応を組織的に行う任務を担うと説明した。
チリなどの一部の国は昨年遅くに鳥インフルエンザの感染を確認する一方、ボリビア、アルゼンチン、ウルグアイなどでは今年に入って感染事例が報告されている。
アルゼンチンは先月、最初の感染を確認したため鶏肉製品の輸出を一時停止した。
世界最大の鶏肉輸出国ブラジルはこれまでのところ検出はないが、ここ数週間は感染の疑いのある事例の調査を余儀なくされている。
CVPにはペルー、コロンビア、エクアドルも参加した。
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