[エルサレム 19日 ロイター] – イスラエルのコーヘン外相は19日、サウジアラビア訪問を検討していることを明らかにした。今年中にアラブの少なくとも1カ国と関係を正常化する見込みも示した。
コーエン外相は、同国ラジオ局に対し「(サウジアラビア訪問は)机上にある。日程は決まっていない」と語った。
2020年、イスラエルはアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンと関係を正常化で合意。その後モロッコとも関係正常化した。一連の動きは「アブラハム合意」と呼ばれる。
コーヘン外相は、国名は挙げず、今年、少なくとももう1カ国がアブラハム合意に加わるだろうと述べた。
米共和党上院議員のリンゼー・グラム氏が今週、サウジのムハンマド皇太子と会談した際にイスラエルとサウジの関係正常化が話題に上ったと指摘。
「サウジの敵はイスラエルではない。イランだ」と語った。
サウジとイランは3月、中国の仲介で関係正常化に合意した。これについては、イスラエルにとって良い兆候になり得るとし「(サウジが)イスラエルに近づくというバランスを取る行動につながる可能性がある」と述べた。
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