ロシア、ウクライナへの攻撃強化 9日の対ナチス戦勝記念日控え
[キーウ 8日 ロイター] – ロシアは対ナチスドイツ戦勝記念日に当たる9日を前にウクライナへの攻撃を強化しており、夜間に首都キーウ(キエフ)などにドローン(無人機)・ミサイル攻撃や空爆を行った。
キーウ市長によると、ウクライナ国内にはロシアからイラン製ドローン60機が飛来したが、全てを撃墜した。うち36機はキーウに飛来したという。ドローンの残骸が住宅などに落ち、少なくとも5人が負傷した。
南部オデーサではミサイルで食料倉庫が炎上し、当局によると3人が負傷した。
ロシアはまた、廃墟と化した東部バフムトを掌握しようと攻勢をかけている。
ウクライナ軍によると、過去24時間にハリコフ、ヘルソン、ミコライウ、オデーサ地域に16発のロケット弾が着弾したほか、ウクライナの陣地や人口密集地に対する61回の攻撃と52回のロケット弾集中砲火があった。民間人の死傷者が出ているという。
ヘルソン州当局は9歳の少年を含む8人が負傷したと明らかにした。
電力会社ウクエネルゴによると、今回のドローン攻撃によりドネツクやハリコフなど5地域の配電網に被害を受けた。ただ、主要エネルギーインフラへの被害はなかったという。
一方、ロシアは9日の戦勝記念日パレードに向け準備を進めている。
関連記事
最近、バルト海にある二本の重要な海底ケーブルが損壊し、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、リトアニアの四か国が […]
米国議会は中国の最恵国待遇の取り消しを提案。AI技術競争において優位を目指す「AIマンハッタン計画」も始動。中国経済への影響が注目される
トランプ次期大統領は緊急事態宣言を準備し、不法移民の強制送還計画を発表した。計画では特に中国籍の兵役年齢の男性を優先している
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。