【再掲載】
数年前、アメリカの科学者の信仰に関する調査報告を読んだことがあります。結論は、最も神を信じているのは「数学者」で、次に「物理学者」、最も神を信じていないのは「生物学者」でした。
秩序の中の混沌
研究者が神の存在を信じる傾向は研究環境によって考え方が一致すると言えます。数学は「正」と「負」の概念があり、「実数」と「虚数」があり、目に見えるものと見えないものもを数字、記号、関数などで表現できるため、「数学者」は神が存在すると信じる傾向があります。
一方、生物学者は「物事を見て知る」という考え方に基づいており、毎日動物を解剖して、実物が見えなければ存在を認めません。魂さえ、見つけることができないため、神について更に信じないのです。
西洋の天文学者や物理学者たちは、宇宙の広大さや自然界の「秩序の中の混沌」を目の当たりにすると、多くの知的な科学者たちは一致して言います。「自然界の法則が驚くほど精密に調和して、我々の宇宙を作り出したことを認識すると、この宇宙が偶然に存在するわけではなく、高次の生命(神)によって意図的に創造されたものであると思えます」
また、化学の歴史におけるいくつかの重要な発見は、まるで神によって与えられた問題解決の「鍵」のように科学者が「夢」からヒントやアイデアを得たことから生まれました。
実は、何世紀にもわたって、世界で最も偉大な科学者たちは神を信じています。例えば、最も偉大な科学者として知られるアインシュタインや、17、18世紀の最も傑出な科学者で、現代物理学の父とも呼ばれるニュートンなどは、神の存在を信じていました。
また、ニュートンと肩を並べるスウェーデンの天才科学者エマヌエル・スウェーデンボリ(Emanuel Swedenborg 1688年〜1772年)も「精神界に通じる科学者」として知られ、30年間にわたる精神世界との交流の記録(現在は大英博物館に収蔵)を残し、天国と地獄の存在を伝え、人々に人生と善へのインスピレーションを与えました。
進化論―誤った信仰
初期の中国共産党の指導者たちは、実はよく儒教の経典を学び、心の中で神を信じており、占いも好きでした。
伝説によると、毛沢東は運勢を占わせた際、占い師の道士は9999と8341の2つの数字しか与えなかったので、毛沢東は1949年9月9日9時に正式に北京に入り、北京駐屯地のシリアル番号を8341に決定したという噂があります。
毛氏が亡くなった後、8341の本当の意味が判明しました。それは、彼の寿命は83歳で、統治期間が41年であることを指していました。
また、周恩来が蒋介石または毛沢東のどちらに従うべきか迷った際、占い師は「青を避けるべきだ」と予言しましたので、青天白日の国旗を代表する蒋から離れることを決めたといいます。しかし、周の晩年に「江清」(毛の4番目の夫人)に十分苦しんでいました。
毛沢東らは「官が火を放つことは容認され、民が灯をともすことは許されず」、愚民政策を行い、国を支配するために、「無神論」を説き、人々を「邪道」に押し込んでいました。「民は使うべし、教えるべからず」という政策で、人を支配し、操ろうとしました。実際は、後世の指導者たちも「病気を治すには気功」を信じたり、延命のために『地蔵経』を写経したりはしていたのです。しかし、表面上は引き続き唯物主義と無神論を唱えていました。
敬神と悟道
厳密に言えば、人は神の存在を疑うべきではなく、それを探求することは不敬や神々を冒涜することになります。無欲で修行すれば、自然に功夫が身につきます。一部の人は「天目」が開いて「あらゆるものには霊性がある」と見ることができ、更にはさまざまな神々と交流することができます。もちろん、「天目」が開ていない人の修行が必ずしも劣っているわけではありません、目で見えなくても神仏の存在を確信することができれば、それが道を「悟った」ことになります。
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