コンピュータサイエンスの教授であるジャック・ラフランス著『Heaven is Beyond Imagination』(天国は想像を超えている)という本には、50件の臨死体験の事例が載っており、そのほとんどが天国について詳しく描写しています。
不思議なことに、それぞれの描写は一つとして同じものが無く、まったく同じ天国を目にした人は1人もいなかったのです。ラフランス教授は、この多様性があるからこそ、さまざまな側面から天国の存在を証明できるのだと考えました。
「新天地」――美しい楽園
この本は、単なるストーリーの集積ではありません。ラフランス教授は、集めたこれらの事例のほぼすべてが、『ヨハネの黙示録』に登場する「新エルサレム」に似た光景に違いないと重ねて報告しています。
ある人は黄金尽くめの街を目にし、ある人は壁全面に真珠が埋め込まれていた家を目にしたといいます。また、絢爛たる宝石でできた城壁や、キラキラ光る小川、そして、その上を歩いたり、水中で呼吸できたりなどで、言葉では表せない世界だというのです。
楽園の源は「生命の水」で、それはまた命の源でもあります。実った果物はどれもおいしく、1つ摘むと、また別の実がなるので、いつも実りは豊穣です。天国の人々は一つの大きな家族として生活し、みんなで踊り、歌い、喜び、幸せを分かち合って暮らしているのです。
「神の御座」――命の根源
万物を養うこの命の水は、神の「御座」から湧き出ています。天国の最も大きな建物である御座は円形で、非常に大きい祭壇の上に置かれ、未知の美しい金属や象牙、その他の貴重な宝石でできているように見え、宝石はまばゆく光っています。そして、御座には「ある生命」が座っているというのです。
彼から放たれる栄光の雲が全身を覆っているため、人々はそのお顔を拝見することはできません。それは「神の栄光であり、すべてを焼き尽くし、すべてを包み込む炎」だといいます。そして、何百万もの人々がその存在に向かって礼拝しているのです。
では、礼拝者たちはどうやって天国に行けたのでしょうか? そのカギを握るのが「生命の書」です。
「生命の書」
「生命の書」の見え方は、人それぞれ異なりますが、共通点として、そこに名前が書かれている人だけが天国に行けるということです。
この天界を垣間見た50人の多くは、天国の門の外で、門番役の天使が「生命の書」を持って、名前と照らし合わせていると言いました。この書には、名前を乗せられたその人の生まれた時からずっと、そして、その人生におけるすべての行動、感情、思考までもが記録されています。
しかし、この記録は永久あるいは決定的なものではありません。人が自分の過ちや罪を告白し、神の前で悔い改めるとき、悪い記録は、帳簿からきれいに抹消されるのです。
どのような基準で判断されるかは、誰にもわかりません。しかし、生命の書に自分の名前を見た人たちは、自分の名前の横に、2つの日付が見えたと報告しています。ひとつは誕生日、もうひとつは生まれ変わる日、つまり、信仰を見つけ、自分の心を神に捧げようと決心した日です。
では、生命の書に自分の名前がない人はどうなるのでしょうか? 天国に行けないとしたら、地獄に落ちるのでしょうか?
地獄見聞録――神は、人間の心を通して地獄を作る?
かつて無神論者だったイアンは猛毒のクラゲに刺され、人生の終わりのときに神に許しを請いましたが、結局、心肺停止で死亡してしまいました。
ところが、暗闇の中で、彼は完全に邪悪な存在が自分に近づいてきて、自分を見ているのに気づきました。すると、「おまえはここにいるべきだ。この地獄にな」との声がしました。
しばらくすると、まばゆい光が彼を引きずり出し、次の瞬間、イアンは天国のような世界に来ていたのです。そこで彼は、イエスの姿をした神をまざまざと見ました。イアンは本能的に、天国にいるのはふさわしくないと思い、その眩しく高貴な姿から目を背けようとした直後、すでに彼は強烈で、純粋な愛に包み込まれていたと言います。
地獄にいるべきだと言われたのに、どうして神様はこんな自分を愛してくれるのだろうかと、イアンは泣き出してしまいます。すると、神様は、ここは「新天地」であり、新しい視点で物事を正しく見なければならないと言われました。すると、間もなくして、イアンに呼吸が戻ったのです。
加えて、神の経綸を感じさせるのは、イアンの息子のマイケルが幼い頃から霊界と交信することができる霊能を持っていたことです。マイケルによると、神は、彼にも新しい地球を見せ、また、未来における古い地球も見せました。
古い地球は黒い霧に包まれ、神は「罪が地球を覆っている」とおっしゃいました。建物は朽ち果て、生命が存在しない、死の惑星と化していたのです。
神様によると、これはまもなく起こることで、止めることはできないといわれました。しかし、「より多くの人々を救うことはできる」ともおっしゃいました。
ラフランス教授はインタビューで、神がまもなく降臨することを信じていると語りました。「その時、全世界の人々は嘆くだろう。なぜなら、彼らは、神を疑うべきではなかったこと、そして、すでに時間と機会を完全に失ったことに気づくだろう」と。
すでに神(メシア)が降臨しているのであれば、私たちは、神の慈愛を信じて、正しく生きようと努力さえすれば、その瞬間に、新しい地球に生まれ直すことができるのではないでしょうか。さて、皆さんは、彼の予言についてどう思いますか?
詳しくはEPOCHTVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2023/06/155808.html
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