短距離フライトに乗る際、飛行時間が1時間や2時間、場合によってはそれ以下のこともあります。ですから、長距離フライトの時のように事前準備に多くの時間を割くことは少ないです。このため、ミスしやすく、トラブルを引き起こすことがあります。短距離フライトでよくあるミスとその対策を共有します。
「ハフポスト」紙は、旅行の専門家たちが指摘する一般的なミスとそのアドバイスをまとめました。
【スマホの充電し忘れ】
アメリカの旅行サイト「The Points Guy」の旅行コンテンツ責任者、エリック・ローゼン氏は、短距離航路の小型機にはUSBポートなどの充電設備がないことがあるため、飛行機内で携帯を充電できないと述べました。
そのため、飛行中に携帯の電池が切れないように、出発前には充電を済ませておく必要があります。モバイルバッテリーを持参するのも一つの手です。
【自分を過度に快適にしすぎる】
旅行サイト「Pack Light」の創設者、ギャビー・ベックフォード氏は、「短距離フライトで旅行者がしがちなミスは、自分を過度に快適にすることです。例えば、靴を脱いだり、深く眠ったりすることです」と話しています。
長距離フライトでできることが、短距離フライトでは必ずしも適していないと彼女は指摘しています。結局、急いで飛行機を降りなければならなくなります。
【適切でない座席を選ぶこと】
旅行会社「Travelmation」の創設者でのアダム・ダックワース氏は、「座席選びは重要です。短距離フライトでも、長距離フライトで経験するような多くの状況に直面します」と述べています。
ダックワース氏は例を挙げて説明しています。「飛行機の中で、他の乗客が立ち上がることがよくあります、それが気になるなら窓側の席を選ぶべきです。もっとスペースが欲しい場合は、より高級なキャビンのチケットを選ぶといいでしょう。キャビンで過ごす2時間と、オフィスで過ごす2時間は全く異なります」
短距離フライトは、多くの場合、いくつかのフライトの最初の一つです。そのため、乗り継ぎに関する計画を事前に立てておくことが重要です。ダークワース氏は、特に途中で短い休憩がある場合、前の方の席を選ぶことを推奨しています。
【食べ物を忘れる】
「The Dining Traveler」の創設者であり編集者のジェシカ・ヴァン・ドップ・デヘスス氏は、現在、フライトの遅延やキャンセルは珍しいことではないため、食べ物と水を持参することが非常に重要だと言っています。
短距離フライトでは、飲み物や食事の提供がないこともあります。特に乱気流が多い時は、機内サービスに頼らないようにしましょう。
専門家は、搭乗前に食事を済ませることを勧めています。空港のラウンジで食事を楽しんだり、簡単な食事を持参するのも一つの方法です。
【空港へ行く前準備不足】
旅行ブロガーのエスター・スサグ氏は、「よくある間違いは、空港に行く準備ができていないということです。例えば、十分な時間がない、身分証明書や旅行書類を持っていない、持ち込む液体を適切に処理していないなどです。これは余計なストレスを引き起こします」と述べています。
短距離フライトは大したことがないように思えるかもしれませんが、これも一般的な空港での経験です。
スサグ氏は、「私のコツは、早めに空港に着いて、全ての準備をして、スムーズにセキュリティチェックを通過することです。空のボトルを持参し、セキュリティチェック後にそれを水で満たすことができます。
また、映画やコメディ、ポッドキャストなどのエンターテイメントをダウンロードしておくと良いでしょう。キャビンの温度に合わせて、重ね着をすることも忘れずに」とも言っています。
彼女は、法律に違反する可能性のある液体を持ち込まないように、手荷物と個人の持ち物を再度確認することが常に重要だと強調しています。
【荷物を持ちすぎ】
荷物を詰める際は、特に前の座席の下に多くを詰め込みたくない場合、荷物を多く持ちすぎないようにしてください。
ベックフォード氏は、「短距離フライトは通常、小さな飛行機を意味します。多くの荷物を持っていくと、足元のスペースやキャビンのサイズが限られているため、不便で不快に感じることがあります」とアドバイスしています。
【機内エンターテイメントの時間制限を見落としやすい】
短距離フライトでは、長距離フライトと違って、映画を見るにはあまり適していません。ダークワース氏は「短距離フライトの場合、見始めた映画やドラマを最後まで見られない可能性があることを忘れないでください」と話しています。
【緩衝時間が必要ないと考えがち】
他の便に乗り換える必要がある場合や、時間に制限がある場合は、自分に余裕を持たせることを忘れないでください。
ローゼン氏によると、現在の航空輸送の状況を考えると、短距離フライト利用者は数時間で飛行機の乗り降りができると考えがちです。しかし、予期せぬ遅延に備える必要があり、滑走路での長時間の待機も想定内であるため、緩衝時間の確保が必要です。
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