中国共産党、密かに宇宙軍を強化 台湾侵攻の準備か?
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している。
米航空宇宙局NASAの長官であるビル・ネルソン氏は、中国の民間宇宙プログラムが実は広範囲にわたる軍事計画の一環であると警告し、アメリカはこの問題に対して警戒を怠るべきではないと訴えている。
ネルソン氏によると、中国共産党は過去10年間で宇宙軍を秘密裏に急速に拡張し、偵察や情報収集のための衛星を従来の2倍に増やしている。
現在、中国共産党は約350個の衛星を運用しており、特にインド太平洋地域に焦点を当てている。これらの衛星群は、中国共産党に軍事情報を提供し、遠方の目標を精密に狙う能力を持ち、西側諸国のインド太平洋地域への介入を困難にしている。
専門家たちは、中国共産党がこれらの宇宙艦隊を地上の軍事作戦の支援に利用し、西側の影響を排除する「禁止区域」を設け、台湾侵攻の足がかりを築く可能性があると懸念を示している。
アメリカ第75情報監視及び偵察中隊の指揮官であるトラビス・アンダーソン中佐は、中国共産党が宇宙軍の拡張を進め、インド太平洋地域を絶えず監視し、アメリカやその同盟国の艦隊を探知する能力を有していると警告している。
一方、アメリカ宇宙軍の司令官であるスティーブン・ホワイティング将軍は、中国共産党が太平洋上空で敵を追尾し攻撃する「キルチェーン(目標の識別)」を形成していると指摘している。
しかし、ネルソン長官は、中国共産党が宇宙に対する野望を持つ一方で、アメリカは自信と実力を持って世界のリーダーとしての地位を保持していると強調している。
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