日本武道館で新春書き初め大会 老若男女約2300人が参加

1月5日、日本武道館で第61回全日本書初め大展覧会の席書大会が開催された。全国各地から集まった千人以上の書道愛好者が、新年最初の一筆に願いを込めながら、心を伝える作品をしたためた。

武道館は「武道による青少年の健全育成」を目的に設立され、文武両道の理念に基づき、昭和39年(1964年)に全日本書初め大展覧会を開始。以降、この大会は日本の新年を彩る伝統行事として定着している。例年は少なくとも3千人が参加している。

大会前に国歌を斉唱するために起立した出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)

今回の席書大会では、数歳の子どもから80代、90代の高齢者まで幅広い年齢層が参加した。年齢ごとに異なる課題が与えられ、制限時間は24分間。全員が作品を書き上げた後、一斉に作品を掲げる光景は壮観で、観客を大いに沸かせた。

主催者によると、審査員は大会終了後にすべての作品を受け取り、数日間かけて厳正に審査を行うという。

勢いよく筆を走らせる出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)

日本では、新年に行う最初の活動が縁起が良いとされており、新年最初の書初めは一年の願いを込める絶好の機会とされている。

小学生が丁寧に書道作品を書いている(Takashi Aoyama/Getty Images)
丁寧に書道作品を書いている出場者(Takashi Aoyama/Getty Images)
道の作品の前に座る出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)
観客に書道の作品を披露する出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)
観客に書道の作品を披露する出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)
観客に書道の作品を披露する出場者たち(Takashi Aoyama/Getty Images)
参加者の書道作品を集めるスタッフ(Takashi Aoyama/Getty Images)
張雨霏